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1. 日本雑事詩

日本雑事詩の画像1

日本雑事詩の画像2

Copyright (C) 2004 東京都立中央図書館特別文庫室 All Rights Reserved.
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日本雜事詩2巻 清黄遵憲撰 光緒5年跋刊 排印本 2冊
四周双辺 有界 毎半葉9行23字(注文小字双行) 白口 単魚尾 版心題日本雜事詩 以下巻数丁数 内匡郭18.0×11.8糎
<東遊日記>
実藤文庫 実9

実藤文庫は、図書館に納められた段階で実藤惠秀による分類がされており、この資料は、その内の東遊日記の項に含まれているものである。東遊日記は、主に中国人の日本旅行記や、中国からの留学生の手記を指す。
この資料の著者の黄遵憲は1848年に広東省に生まれ、1905年に没した詩人・歴史家であり、日本、アメリカ合衆国、イギリスに滞在した外交官でもあった。1877年来日後「日本国志」の作成を思い立ち、その過程で、日本についてのこまごました事がらを取り出し、解説し、自作の詩を付け添えたものがこの作品。実藤惠秀・豊田穣共訳の日本語版が東京の生活社から昭和18年に出版され(実1425)、その後昭和43年平凡社から東洋文庫の1冊として刊行されている(2910/K684/N)。
黄遵憲の著作としては他に、『人境廬詩草』(実4、5)、『日本國志』(実22)などを所蔵している。
ここには、表紙と、本文の京都御所の項の途中からと、東京の項の初めの部分を掲載した。左頁の2・3行目が東京についての漢詩である。

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