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8. 西丸仮御殿惣絵圖

西丸仮御殿惣絵圖

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西丸仮御殿惣絵圖 [元治度] 写図彩色 1舗(72.3×59.4cm)
東京誌料 東6171-41

江戸城の諸御殿は幾度も焼失再建を繰り返した。文久3年(1863)の火災では本丸・二の丸御殿も同時に焼失した。すでに本丸御殿を弘化度、万延度と20年未満で2度も造営し、財力を使い果した幕府は本丸御殿の再建をあきらめ、西の丸を大幅に改造して幕府の政庁とした。当図は、元治元年(1864)完成した西丸仮御殿の全体平面図である。
西の丸は、本来、引退した前将軍や次期将軍となる世子の住いで、本丸を簡略化した建物であった。西丸仮御殿は、大広間に中門や中段之間がなく、黒書院の座敷飾りを省略、長局を縮小する等より簡略化が進められた。明治以降は西の丸が天皇の仮宮殿とされたが、明治6年(1873)ここも焼失し、江戸幕府の全ての御殿は失われた。明治21年明治宮殿が完成、昭和20年空襲により焼失後、昭和43年新宮殿が完成し現在に至っている。

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