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1. 西丸表大奥絵図

西丸表大奥絵図

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西丸表大奥絵図
[慶安度] 写
請求記号:東6171-51

現在皇居新宮殿が建つ西の丸は、本丸の南西にあたる区域である。将軍の居所である本丸御殿に対して西の丸御殿は、将軍を引退した大御所や、次期将軍となる世子(せいし)が住むところだった。このため、本丸御殿と並ぶ格式と構成で建てられた。
当図は、西の丸御殿の平面の様子が分かる現存最古の図である。慶安3年(1650)完成御殿の、元禄元年(1688)当時の様子で、表題には「表大奥」とあるが表(おもて)・中奥(なかおく)部分を表している。
西の丸御殿では、本丸御殿にある白書院・黒書院のうち黒書院を省略し、大広間の中段の間がない等、全体に本丸御殿を簡略化した構成をとっている。しかし、格式は本丸御殿に準じ、大広間に中門(ちゅうもん)が備えられている。
表と中奥には能舞台、庭には「地震之間」が設けられている。地震之間は、避難を目的として城内各所に設置された耐震構造の小建築である。大奥との境には朱文字で「新御鈴廊下」と書かれている。
各室には天井の仕様、障子等の建具を記す。彩色は屋根仕上げを示し、橙色は銅葺、鼠色等は瓦葺、紫色は柿葺(こけらぶき)である。

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