7. 木子清敬宮内省辞令
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木子清敬宮内省辞令
(明治14.4.19)(皇居御造営掛) 写 明治14(1881)
請求記号:木167-28
皇居の再建計画は、明治6年(1873)5月の皇居炎上直後から幾度となく浮上する。政情が安定してきた明治12年(1879)には、赤坂仮皇居の建物を移築して洋風謁見所とする案が決定される。地震対策の工事に多大な費用を要することから、この計画は明治13年11月中止となった。この決定をうけて、工部省と宮内省は京都御所の調査を進め、明治14年4月木造宮殿計画案をまとめる。
大蔵省を経て宮内省に出仕していた木子清敬は「皇居御造営掛」を拝命し、明治宮殿の造営に参画することになる。