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4. 雨夜物語たみこと葉

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雨夜物語たみこと葉
2巻 加藤宇万伎著 梅村三郎兵衛等 安永6(1777)刊
請求記号:和933

源氏物語全文の註釈ばかりでなく、部分的な注も書かれている。特に帚木の巻の前半を占める雨夜の品定めについては、中世の連歌師宗祇の手になる『雨夜談抄』が著名だが、本書も雨夜の品定めの本文を引き、頭注、傍注を付し、枠で囲って主語を書き添えたり、言葉を補うなど読みやすく記している。
著者の宇万伎は、江戸の人、国学者で賀茂真淵の門人。大番与力として上方に勤番、上田秋成に国学を指導した。序文によると、ある人から娘を多く持ち、その娘たちに源氏物語を読ませたいとのことなので書いて送ったとある。
掲出書には、随所に朱と藍の書入れがあるが、これは化政期の劇作者、連歌師の長島寿阿弥の書入れを移写したものであると、旧蔵者丸山季夫が識語に記している。和932に同書の下巻のみを所蔵するが、こちらは国学者清水浜臣の自筆書き入れ本である。

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