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論語〔集解〕　10巻（巻9、10欠）　魏何晏撰　室町写　大4冊
請求記号：青42

論語は儒教の重要な文献であるため、古くから多くの注釈が作られた。後漢の鄭玄（じょうげん）がそれまでのテキストを合わせて注釈を加えた。今日の論語はこの鄭玄の校訂した系統のものとされているが残巻が遺されているにとどまる。現在完存する注釈として最古のものが、魏の何晏（かあん）による『論語集解（しっかい）』である。前漢の孔安国を始め後漢、魏の八家の解釈を集め、自説を入れて注釈している。何晏撰となっているが、実際は鄭冲ほか四人との共撰とされる。