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算術の話 （小學生全集　第七十三巻）
国元東九郎著　興文社　1928（昭和3）年
請求記号：080/6/73

小学校5年生のクラスに、新任の岡本先生が登場し、子供たちとともに算術を学んでいく。著者は教鞭をとった経験を活かし、算数の問題をはさみながら、数字の起源や和算と洋算の違いなどを興味深く語り、算数の面白さを説いている。
本書は興文社から刊行された「小学生全集」の第73巻に当たる。「小学生全集」は、一般向けの全集が多数出回り「円本ブーム」といわれた1927（昭和2）年から1929（昭和4）年にかけて刊行された児童向けの全集で、文学を中心に科学、工学、地理、歴史、芸術などをテーマに全88巻からなる。同時期に、アルスから「日本児童文庫」（No.6参照)が刊行され、販売数を競った。