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3.狼と七匹の羊

狼と七匹の羊

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狼と七匹の羊
『小国民』 第3号、4号(明治22年9月、10月) 不二出版(学齢社刊の複製)

雑誌『少国民』の第3号と4号に連載されたもので、中川霞城による訳は、グリムの原作に忠実で、狼は石灰屋で石灰を買ってなめ、麦粉屋で足を白くしてもらっている。しかしここでもヤギではなく、ヒツジを主人公にしている。
4号には西欧風の美しい木版挿絵がついているが、これはパウル・マイエルハイムの絵をまねて描かれたと思われる。この時代は、著作権の意識も希薄で、しばしば西欧の絵の模倣が行われた。
『小国民』は、石井研堂(1865-1943)がほぼ独力で編集した雑誌で、アメリカの「ヤング・ピープル」誌に学び、子供たちの理解を図るために挿絵を豊富に入れている。また物語や昔話だけでなくノンフィクションを多数掲載し、全国に愛読者を持ち、一時は発行部数一万五千部を誇った。

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