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4. 鼇頭古事記

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鼇頭古事記 ごうとうこじき 度会延佳校 刊 3冊 貞享4年(1687)序
請求記号:井1576

古事記全巻の注釈書としては最初のもので、延佳本古事記と通称されます。伊勢外宮の神官であった度会延佳(わたらいのぶよし)が、当時の流布本である寛永版本(卜部系)を底本とし、当時見得る限りの諸本をすべて使用して校勘を行い、五十点以上述べ四百数十条の国書・漢籍等の文献を引用し、句読点・訓点を加えて、校異・注釈上の注記を鼇頭(ごうとう、頭注に同じ)で付したものです。このような考証態度は、従来のややもすれば恣意的な古典解釈とは一線を画するもので、後代の賀茂真淵や本居宣長に多大な影響を与え、近世の古事記研究の基礎となりました。本文の校訂は現代に至るまで継承されているものも多くあります。

<参考文献>
青木紀元「度会延佳の古事記研究」 『福井大学学芸学部紀要 第1部 人文科学』8号 1958.12 p.73-83

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