第42回 様々な番付
2011年5月31日更新
特別文庫室には江戸から明治を中心とする約25万点の資料が保管されています。形態上から見ると和書、漢籍、錦絵、地図、書簡、書画・拓本と多岐にわたります。
今回は、この中から様々な番付とその関連資料をご紹介します。
力士を位付けした「相撲番付」や芝居の内容や役者について書かれた「歌舞伎番付」などの興行の宣伝のための番付。
また、祭礼の際に行列の順番や内容を示した「祭番付」もあります。
歌舞伎番付や相撲番付の形式にならって、様々なテーマをランク付けした「見立番付」も数多く作られました。それらは人々の鋭い批判精神や教養、遊び心が存分に発揮され、扱ったテーマは長者、職業、料理等から山、川、名所旧跡等などいろいろありました。そして、一枚刷りの見立番付を集めた番付集も刊行されました。
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