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第51回 数寄(すき)の人 加賀豊三郎の世界

2014年8月15日更新

都立中央図書館特別文庫室では、愛書家として知られる大阪出身の実業家加賀豊三郎氏(1872-1944)の旧蔵書約24,100点を「加賀文庫」として所蔵しています。
加賀氏は号を翠渓(すいけい)、居宅を洗雲亭(せんうんてい)と称し、証券業の世界で活躍すると共に、古典籍や美術品の収集、茶道や庭園など、多方面に関心を寄せた趣味の人でした。考古に関する器物や書画を持ち寄り語り合う「集古会」や、珍奇な文物を展観する「新耽奇会(しんたんきかい)」等、様々な会合に所属し、尾崎紅葉を初めとする当代の文化人や名士と幅広い交友を持っていました。
その蔵書は、近世の写本及び版本を中心とし、特に黄表紙、洒落本、漢詩文集などの近世文芸のコレクションは学問的にも貴重なものとされています。また、名家の手跡や書画、自筆稿本類、本草や料理等に関する典籍の収集にも、趣味人らしい特色を窺うことができます。
加賀文庫ではこのほか、加賀氏が自ら編纂した、様々な収集物の貼込帖や図譜なども所蔵しており、加賀氏自身が生きた、明治後半から昭和初期の風俗や文化人の交流を知る上でも、興味深いコレクションをなしています。
今回は、「数寄の人」ともいうべき加賀氏の関心が窺える資料を、加賀文庫が所蔵する貼込帖や図譜から10点ご紹介します。

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