ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ移動する

ここからグローバルナビです。

グローバルメニューここまでです。

2.御本丸大広間格天井割絵図

御本丸大広間格天井割絵図の画像

Copyright (C) 2015 東京都立中央図書館特別文庫室 All Rights Reserved.
無断で転載・転用することを禁止します。

御本丸大広間格天井割絵図(ごほんまるおおひろまごうてんじょうわりえず) (万延度)
「大棟梁甲良若狭控」 写 1舗 87.5×104.5cm(重要文化財)
Plan of the O-hiroma's gotenjo (hand-drawn) 【Important Cultural Property】
請求記号:東6162-15

大広間は、上段、中段、下段、二之間(松の間とも)、三之間、四之間など複数の部屋から成る400畳以上の広さを持った御殿であり、その外側には入側(いりかわ。畳敷きの縁側のこと)や縁が付いていました(ここをクリックすると、大広間の平面図が表示されます)。当時の建築積算資料によると、大広間は「上ゝ御家」の格という、江戸城の中でも最も高い格の工法で造られた御殿でした。
中でも北から南へと並ぶ上段・中段・下段の各部屋は将軍の謁見の際などに使われる最も重要な部屋であり、下段から中段、上段へと順に7寸(約21センチ)ずつ床が高くなる構造になっていました(ここをクリックすると、大広間の断面図が表示されます)。
この資料は、大広間の格天井(ごうてんじょう)を描いたものです。格天井とは、角材を碁盤(ごばん)の目のように組み、その上に板を張って仕上げた天井で、床と同様、上段にいくに従って一段ずつ高くなっていました。またその仕上げ方も、下段が格天井、中段が折上(おりあげ)格天井、そして上段が二重折上格天井と、上にいくほど手が込んでいました。この構造は、上段に着座し、天下に号令する将軍の威厳を高めるための最適な舞台装置であった、と言われています。

This design shows the gotenjo or square-patterned ceiling in the O-hiroma grand hall. In this style, squared timbers were arranged in a grid pattern and then boarded over to complete the ceiling.

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。