コートジボワール共和国
令和元年8月21日更新
基本情報
1 国名の由来
かつて交易の場となった象牙海岸の名がフランス語化したもの。15世紀にポルトガル人が来航すると、先住民が長年採集してきた象牙を求めてヨーロッパの商人たちが殺到するようになり「象牙海岸」と呼ばれた。19世紀中ごろ、この地を武力制圧したフランスの支配下に入ると、象牙海岸の名はフランス語化し、現在の国名となった。1893年にフランス植民地となり、1960年に独立。
2 国旗の由来
旧宗主国フランスの国旗を手本にした三色旗で、オレンジは北のサバンナ地帯、緑は南の森林地帯を表し、白は平和と北部と南部の統一と協調を象徴している。また、オレンジは大地の資源と建国に向けられる若人の情熱を表し、緑は未来への希望を表すとも言われる。1959年に採用された。
3 面積
約32.2万平方キロメートル(日本の約0.9倍)
4 人口
2,429万人(2017年 世界銀行)
5 首都
ヤムスクロ (実質的首都機能はアビジャン)
6 言語
フランス語(公用語)、各民族語
7 宗教
キリスト教39.1%、イスラム教33.7%、伝統宗教4.4%、その他の宗教0.6%、無宗教22.2%
8 豆知識
経済の中心はカカオ豆の生産で、世界一の生産国として世界のチョコレート産業を支える存在となっている。一方で、違法なカカオ畑が国立公園などの自然保護区にまで及び、自然破壊や、幼い移民の子供が長時間働かされるといった問題も起きている。