マダガスカル共和国
令和元年8月9日更新
基本情報
1 国名の由来
現地語ではマラガシュで、「山の民」という意味。また、13世紀にマルコ・ポーロが、アフリカ東部にモガディシュという港がある(実際はソマリアの港)と言うのを、マダガスカルと聞き誤ってそのまま『東方見聞録』に記述したという説もある。15世紀以降ヨーロッパとの交易で栄え、18世紀末にはマレー系民族のメリナ王朝が全島を統一したが、1885年フランス領となった。1960年独立。
2 国旗の由来
赤と白はかつてのメリナ王朝時代(マレー系民族)の旗を基にしたもので、インドネシアで13世紀末から使われているシンボルカラーと一致する。緑はマレー以外の民族を表す色として加えたもの。この3色によって国を構成する主要民族を表している。同時に、赤は愛国と主権を、白は純潔と自由を、緑は希望と進歩を象徴している。
3 面積
約58.7万平方キロメートル(日本の約1.6倍)
4 人口
2,557万人(2017年 世界銀行)
5 首都
アンタナナリボ
6 言語
マダガスカル語、フランス語(共に公用語)
7 宗教
キリスト教、伝統宗教、イスラム教
8 豆知識
インド洋上に位置し、古来より海を通じてさまざまな地域から文化的影響を受けてきた。なかでも東南アジアからの影響は顕著。マダガスカル語は東南アジア島しょ部の言語と近縁である。また稲作も盛んで、イネの品種はアジアと同じであり、一人あたりのコメ消費量は日本の2倍にのぼるという米食民族である。