モーリシャス共和国
令和元年8月9日更新
基本情報
1 国名の由来
主島モーリシャス島につけられたオランダ皇太子マウリッツの名前に由来する。16世紀初頭にポルトガル人が来航。16世紀末にオランダ人が入植したとき、当時の皇太子マウリッツにちなんで、ラテン語でマウリティウス島と名付けた。その後、フランス領を経てイギリス領となったとき、英語表記でモーリシャスとなった。イギリス領時代、多くのインド人がサトウキビ栽培の労働力として送り込まれたため、住民の3分の2をインド系住民が占める。1968年独立。
2 国旗の由来
赤は独立のために流された血と犠牲を、青はインド洋を、黄は太陽と未来を、緑は国土とサトウキビなどの農業を表している。また、4本のストライプと4つの色は、主要住民のインド人、アフリカ系黒人、ヨーロッパ系白人、中国人を表すとも言われる。
3 面積
2,040平方キロメートル(ほぼ東京都と同じ大きさ)
4 人口
126.4万人(2017年 国連)
5 首都
ポートルイス
6 言語
英語(公用語)、フランス語、クレオール語
7 宗教
ヒンズー教(52%)、キリスト教(30%)、イスラム教(17%)、仏教(0.7%)
8 豆知識
かつては、翼が退化して飛べなくなった鳥として知られるドードーが多数生息していたが、大航海時代に入植したポルトガル人の食糧となり、外来の家畜やねずみに雛や卵が捕食され、絶滅してしまった。この悲劇の鳥は、国章の中に描かれ、その記憶を永遠に留めている。