ルーマニア
令和元年8月9日更新
基本情報
1 国名の由来
「ロマニア人の国」という意味で、住民のロマニア人の名にラテン語の地名接尾語イアをつけたもの。古くはダキア国と呼ばれたが、1世紀頃ローマ帝国の支配下に入り、ダキア人はローマ人と混血してロマニア人と呼ばれた。国民は「ローマ人の末裔」を自認する。
2 国旗の由来
19世紀半ばの独立運動で作られ、三つの色は王国を構成する三つの公国(トランシルバニア、モルダビア、ワラキア)を表すと言われるが、現在は青は空、黄色は穀物、赤は独立のための戦いを表すとされている。
3 面積
約23.8万平方キロメートル(本州とほぼ同じ。)
4 人口
約1,976万人(2016年)
5 首都
ブカレスト
6 言語
ルーマニア語(公用語)、ハンガリー語
7 宗教
ルーマニア正教、カトリック
8 豆知識
スラブ文化圏の東欧のなかで唯一ラテン系の国で、民族的な孤島を形成する。特に有名なのは、中部のブラン城を舞台としたドラキュラ伝説。15世紀にルーマニア南東部を統治していたワラキア公国のブラド公がモデルで、「串刺し公」の異名をとるほど残忍であったことから吸血鬼伝説が生まれた。一方、地元ではトルコの侵略から祖国を守った英雄とされている。