ソマリア連邦共和国
令和元年8月21日更新
基本情報
1 国名の由来
スーダン地方に住むヌビア人の言葉で「黒い」という意味の「ソマリ」に由来する。この地方の住民の皮膚が特に黒いのでソマリ族と呼ばれ、これをヨーロッパ人が「ソマリア(ソマリ族の国)」と呼ぶようになった。19世紀には、北部はイギリス領、南部はイタリア領に分割統治されていたが、1960年に南北が独立と同時に合併して「ソマリア共和国」を形成。1991年に内戦が起こって以来、無政府状態が続いていたが、2012年11月に「ソマリア連邦共和国」として、21年ぶりに統一政府が樹立された。
2 国旗の由来
独立を支援した国際連合に敬意を表し、国連旗をもとに地色にライトブルーを採用している。中央の白い星は自由と独立の象徴で、5つの光芒はソマリア人が元々住んでいた5つの故郷を表し、団結と統一の願いを込めている。
3 面積
約63.8万平方キロメートル(日本の約1.8倍)
4 人口
1,400万人(2015年 IMF)
5 首都
モガディシュ
6 言語
ソマリ語(公用語)、アラビア語(第二公用語)
7 宗教
イスラム教
8 豆知識
1991年、当時のバレ政権が崩壊して内戦状態になり、同年5月には北部で「ソマリランド共和国」が分離独立を宣言。また1998年7月には北東部で「プントランド」が自治政府の樹立を宣言。それぞれが独自の「国旗」を持つ。 特に、旧イギリス領にあたるソマリランド共和国は、国際社会では「国家」として承認されていない「未承認国家」だが、ソマリアの中で最も治安がよく、安定した政治体制が築かれ、実態は独立国家としての機能を有している。