図書館で"あなたの1冊"と出合うには
- 図書館は、本を探すあなたにとって、"出合いの宝庫"です。
- 都立図書館には、中央図書館と多摩図書館があります。
中央図書館では、さまざまなジャンルの約35万冊を手に取ってみることができます。書庫の本も含めると、都内最大級の約180万冊を利用できます。また、多摩図書館では、児童や青少年向けの本を見ることができます。
このような"出合いの宝庫"の中から、"あなたの1冊"と出合うにはどうしたらよいでしょうか?
1.好きなテーマ・気になるテーマの本棚を歩いてみましょう。
図書館の本はテーマ別に分かれて並んでいます。
例えば、
「お菓子大好き!」そんな、あなたには?
お菓子をはじめ料理の本は"596"の分類に集まっています。
(あの食べ物が愛される秘密や、あのシェフのプロ意識が一冊に。そんな、本と出合えるかも...。)
「部活いのち!」そんな、スポーツ好きのあなたには?
スポーツの本は"780〜789"の分類に集まっています。
(あの試合の感動や、憧れのスター選手の挫折や栄光が一冊に。そんな、本と出合えるかも...。)
図書館には、どのような内容の本が、どこにあるのかについての詳しい案内(サイン)があります。
サインを手がかりに、自分の好きなテーマ・気になるテーマの本棚へいってみましょう。
サインの例
上段:B19,20→本棚の番号
下段:778.2〜780.2 →本のテーマをあらわす分類の番号
本棚を歩きながら、いろいろな本を眺めてみましょう。
本棚では同じテーマの本が集まっており、それらを何冊も見比べることができます。
実際に手に取ってみたら「これは面白そう!」という本と出合えることがあるかもしれません。
新着コーナーや展示スペースも眺めてみましょう
図書館では、新しく入った本を新着コーナーに並べています。
また、話題のテーマや季節などに関連した展示も行っています。
立ち寄って、眺めてみてはいかがでしょうか?
〜本棚は、本との出合いの場です〜
中央図書館2階 新着図書コーナー
2.この"1冊"といえる本が見つからないときには?
司書に聞いてみましょう。
本のプロである司書が、あなたと本との出合いをお手伝いします。
例えば、
「本棚を見てみたけれど、ピンとくる本がなかった...。」
「最近話題の面白い本って、どんなものがあるの?」
「普段あまり本は読まないけれど、どんな本だったら自分にも読めるだろう?」
など、司書と一緒に考えてみましょう。
お気軽にお尋ねください!
OPAC(オンライン蔵書目録)を使ってみましょう。
思いつくキーワードで検索をし、その結果を手がかりにするのも一つの方法です。
詳しい検索方法については、ヘルプ(OPACのヘルプへリンク)を参照ください。
3.こんなことにも注目してみると、本との出合いが広がります。
本を紹介している雑誌を見てみましょう。
『ダ・ヴィンチ』(メディアファクトリー) 毎月6日発行
新しく出た本や、話題の本などを紹介しています。
インタビューや対談で、人気作家やその作品の魅力に迫る号もあります。
1月号と7月号では、書店員や批評家、読者らが選んだ小説・ノンフィクションなどの各ランキングが掲載されます
『本の雑誌』(本の雑誌社) 毎月10日前後発行
書評とブックガイドを中心に、本に関するさまざまな話題を提供しています。
1月号と8月号では、編集者らが対談でベスト10の本を選ぶランキング企画もあります。
※ なお、これらの雑誌は館内でご覧になれます。カウンターの職員までお尋ねください。
本のプロがお薦めする本を見てみましょう。
- 本屋大賞
書店員が読んで「面白かった。」「これはお薦めしたい。」という本を投票で選びます。
投票結果や、書店員のコメントなどは『本の雑誌』4月増刊号や本屋大賞HPをどうぞ。
「019:書評・書評誌」の分類の本を見てみましょう。
多様なジャンルの人・団体がさまざまな視点で本選び、それを1冊にまとめた本を見ることができます。
例えば、『新潮文庫20世紀の100冊』(関川夏央/著)や、毎日新聞の書評欄「今週の本棚」をまとめた『愉快な本と立派な本』『怖い本と楽しい本』『分厚い本と熱い本』(丸谷才一,池澤夏樹/編)などが見られます。
「ビブリオバトル」をやってみましょう!
ビブリオバトルは、本を介した人とのコミュニケーションによって、他の方法では出合うことの難しい本と出合える可能性を持ったゲームです。
誰かの"わたしの一冊"が、ビブリオバトルというゲームを通じて、"あなたの1冊"にもなるかもしれません。ビブリオバトルに参加することによって、さらに本との出合いの世界が広がります。
ビブリオバトルについては、一つ前のページで紹介しています。
さあ、"あなたの1冊"を探してみましょう!!