アンドラ公国
令和元年8月9日更新
基本情報
1 国名の由来
中世アラビア語のアルダーラ(木の繁る場所の意)が語源という。フランスとスペインの国境ピレネー山脈東部にある小国で、古くから両国が宗主権を争ってきた。1278年にフランスのフォア伯爵とスペインのウルヘル司教が「対等の宗主契約」を結び、両者の共同統治下で自治が認められた。その後、伯爵側の宗主権はフランス国王を経てフランス国家元首に継承されている。1993年、正式に独立主権国家となった。
2 国旗の由来
中央の紋章は、スペインのウルヘル司教とフランスのフォア伯爵家の紋章を組み合わせたもので、その下に「統合された力はより強し」とラテン語で記されている。青・黄・赤の3色旗は、フランスとスペインの国旗の色を合わせたもの。
3 面積
468平方キロメートル
4 人口
約7.3万人(2016年 アンドラ政府 推定値)
5 首都
アンドラ・ラ・ベリャ
6 言語
カタルニア語(公用語)、スペイン語、ポルトガル語、フランス語
7 宗教
国民の大多数がカトリック
8 豆知識
フランス大統領とスペインのウルヘル司教の2人が国家元首という珍しい国で、独自の切手も発行していない。郵便事業はフランスとスペインの両郵政公社に委託しているため、アンドラ切手は両国から発行され、大抵は郵便ポストも両国のものが2つ並んで設置されている。郵便物は、貼付した切手と同じ国の郵便ポストに間違えないように投函しなければならない。