◇弟の本
すえっ子のティッチのふくは、にいさんやねえさんのおさがりで、ぶかぶかです。でも「すぐにちょうどよくなるよ」といわれます。ある日、おかあさんがあかちゃんをつれてかえってきました。ティッチはおにいさんになったんです。 『ぶかぶかティッチ』 パット・ハッチンス/さく・え, いしいももこ/やく 福音館書店 |
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ティモシーのあそびあいては、ジョンという、としのはなれた兄さんだけでした。ティモシーがいつでもあとをついていくので、ジョンは、はやくがっこうにいってしまいます。ところが、ティモシーとおなじくらいのとしの男の子が、おむかいのいえにひっこしてきます。 『おとなになる日』 シャーロット・ゾロトウ/文, ルース・ロビンス/絵, みらいなな/訳 童話屋 |
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両親が旅行から帰ってくるまで、おじさんの家にあずけられることになった、おにいちゃんとぼく。おにいちゃんはさみしがるぼくにホタルをとってくれます。あたらしい友だちができたり、強くなるためにトレーニングをしたりして、ぼくは二週間をすごします。 『おにいちゃんといっしょ』 ウルフ・スタルク/作, 菱木晃子/訳, はた こうしろう/絵 小峰書店 |
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おばさんの家でくらすツソとおにいちゃんは、はたらきづめでごはんは少しだけ。ある夜、二人はにげ出して、遠くの町まで歩きます。そこからバスに乗ろうとしますが、たくさんの人の中、ツソはたおされてしまいます。「おにいちゃーん」とツソはさけびましたが、へんじは聞こえません。 『ただいま!マラング村 タンザニアの男の子のお話』 ハンナ・ショット/作, 佐々木田鶴子/訳, 齊藤木綿子/絵 徳間書店 |
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ぼくは病気でもうじき死にます。こわがるぼくに兄さんは、死ぬとナンギヤラという場所に行くのだ、と教えてくれます。そこでは一日中、ぼうけんできるそうです。ある日、ぼくはいつのまにかナンギヤラにいました。ぼくは、先にそこへ来ていた兄さんと再会します。 『はるかな国の兄弟』 リンドグレーン/作, 大塚勇三/訳 岩波書店 |
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ぼくが「トモ」っていうと、おばあちゃんは「お兄ちゃんて呼びなさい」っていう。でも、いつだって世話をするのはぼくの方だ。トモは、ソファーの上でとびはねるのが好き。不安になると右手を強くかむ。小学校で、ぼくはいつも「障害児トモの、いい子の弟」だった。 『トモ、僕は元気です』 香坂直/著 講談社 |
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トムの弟であるフィギスには、会ったこともない人や、どうぶつと、心をかよわせるふしぎな力がありました。あるとき、フィギスは自分をイラク兵のラーティフだと言い出します。フィギスはだんだんと、ラーティフそのものになっていきます。 『弟の戦争』 ロバート・ウェストール/作, 原田勝/訳 徳間書店 |
弟の本 もっと
『ぼくのおとうと』 | かどのえいこ/[著], いとうひろし/[画] | 童心社 |
「まぬけのハンス」 (『子どもに語るアンデルセンのお話 2』より) |
アンデルセン/[著], 松岡享子/編 | こぐま社 |
じゅうしょ | 〒185-8520 東京都国分寺市泉町2-2-26 |
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