お姉(ねえ)ちゃんの本
ちいさなおねえちゃんは、ちいさなおとうとにしてあげたいことばかりです。「はるになったら、おはなをたくさんつんできて、はなたばをつくってあげる」「ゆきがいっぱいつもったら、ゆきだるまをつくってあげる」「かぜがふいたら......」「うみにいったら......」とおねえちゃんはかんがえます。 『はるになったら』 シャーロット・ゾロトウ/文,ガース・ウィリアムズ/絵,おびかゆうこ/訳 徳間書店 |
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なっちゃんのおうちにあかちゃんがやってきました。ママはあかちゃんのおせわでいそがしいので、なっちゃんはなんでもじぶんでやってみます。ちょっとだけ、ちょっとだけ、できるようになりました。なっちゃんはおねえちゃんになったんですもの。 『ちょっとだけ』 瀧村有子/さく,鈴木永子/え 福音館書店 |
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ルビーはうれしくて学校から走ってかえりました。ともだちのおたんじょう会によばれたのです。それを聞いたいもうとのサナは、いっしょに行くと言いだしました。そんなのいやに決まっています。けれど、おかあさんはルビーにサナをつれて行くように言いました。 『ぺろぺろキャンディー』 ルクサナ・カーン/文,ソフィー・ブラッコール/絵,もりうちすみこ/訳 さ・え・ら書房 |
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おかあさんは、おとうとばっかりかわいがる。「おかあさんは もう あたしなんて いらなくなったのね」っていったら「はい はい」だって。だからあたしは、とおくですてごになることにした。あたしだけをかわいがってくれる、すてきなおうちにもらわれるんだ! 『ごきげんなすてご』 いとうひろし/さく 徳間書店 |
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「あーあ、すみれちゃんはひとりっこでいいなあ」「おとうとは、うるさくて、きたなくて、すぐなくんだもん」と、まりちゃん。「いもうとは、なんでもほしがるし、まねするし、おこるもん。」と、あやかちゃん。おねえちゃんになるって、どんなかんじなんだろう。すみれちゃんはかんがえます。 『すみれちゃん』 石井睦美/作,黒井健/絵 偕成社 |
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図書館に本を返す日がきました。でも、妹のラモーナは、借りていた『スチーブくん』は自分の本だと言いはり、クレヨンで、本にものすごく大きな文字を書いてしまっていました。わたしのカードで借りた本なのに、図書館は本をかしてくれなくなる......姉のビーザスはがまんできなくなりました。 『ビーザスといたずらラモーナ』 ベバリイ・クリアリー/作,松岡享子/訳,ルイス・ダーリング/絵 Gakken |
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ぬか福が生まれてすぐにお母は亡くなってしまいました。新しいお母は、後に生まれた米福ばかりかわいがります。ある日、ぬか福と米福は栗ひろいに出かけます。新しいお母は袋がいっぱいになるまで帰ってくるなと言いますが、ぬか福の袋には穴があいていたのでした。 「ぬか福とこめ福」 東京子ども図書館/編纂,大社玲子/絵 東京子ども図書館 |
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幼いころに家を出た母親に会うため、11さいのデルフィーンは、二人の妹をつれて何百マイルもはなれた町へやってきました。母親のセシルは「いらっしゃい」も「会いたかったわ」も言わず、晩ご飯がほしいと言うとお金を要求します。妹たちは、初日から「帰りたい」と言い出しました。セシルとすごす夏休みは、まだあと二十八日。デルフィーンはある計画を立てました。 『クレイジー・サマー』 リタ・ウィリアムズ=ガルシア/作,代田亜香子/訳 鈴木出版 |
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父さんが家を出てしまい、母さんの実家に身をよせたローズの一家。14さいのローズは、家計をささえるため、年齢をごまかして移動図書館バスの運転手として働きます。初仕事の行先は、弟と妹が通う小学校。妹はバスを見つけると、いちもくさんにかけつけてローズの腰にしがみつき「あたしのお姉ちゃんなの」とほこらしげに言いました。 『ローズの小さな図書館』 キンバリー・ウィリス・ホルト/作,谷口由美子/訳 徳間書店 |
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『いもうとのにゅういん』 | 筒井頼子/さく,林明子/え | 福音館書店 |
『いもうとなんかいらない』 | ロイス・ダンカン/作,小宮由/訳,平澤朋子/絵 | 岩波書店 |
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