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第55回 「江戸城から明治宮殿へ―首都東京の幕開け―」展より

2016年3月15日更新

特別文庫室には全部で15の文庫があり、江戸から明治の資料を中心に、約24万3千点の資料を所蔵しています。平成27年10月31日から11月15日に開催した「江戸城から明治宮殿へ―首都東京の幕開け―」展では、江戸幕府作事方(さくじかた)の大棟梁を務めた甲良(こうら)家伝来の「江戸城造営関係資料」(国指定重要文化財)や、明治宮殿の造営に携わった建築家の木子清敬(きこきよよし)旧蔵資料などを展示し、江戸から東京への歩みをご紹介しました。
江戸幕府の中枢であった江戸城は、明治時代に入ると皇居となり、明治21年(1888)には新たに「明治宮殿」が建てられます。当時の日本は、欧風の文化・制度等を積極的に取り入れ、近代国家としての体制の整備に取り組んでいました。こうした中で、新しい時代の日本にふさわしい宮殿のあり方が追求された結果、和洋を折衷した独特の様式が作り上げられました。完成の翌年、明治宮殿は大日本帝国憲法発布式の舞台として内外に披露され、戦災により焼失する昭和20年(1945)まで、三代にわたり皇居としての機能を果たします。
今回は、「江戸城から明治宮殿へ―首都東京の幕開け―」展に出品した資料から、10点をご紹介します。
なお、本展示の会場の様子や図録等は、「東京文化財ウィーク2015参加企画展」のページで公開しています(クリックするとリンクが開きます)。ぜひ、そちらもご覧ください。

Here we showcase 10 items from the Tokyo Heritage Week 2015 Tokyo Metropolitan Library Exhibition, "From Edo Castle to Meiji Palace: The Emergence of Tokyo as National Capital" (October 31-November 15, 2015). Focusing on the transformation from Edo Castle to Meiji Palace documented in the Materials on the Construction of Edo Castle and the Kiko Collection (originating in the Kiko household responsible for the construction of the Meiji Palace), this exhibition traced Edo's evolution into the new national capital of Tokyo.

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To view the pictures detailed pictures, please click the pictures below.
We also provide the English version of the exhibition catalog on our website. Please click here to open the link and download it in PDF format at the end of the page you opened.

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