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特別買上文庫 諸家

特別買上文庫 諸家(約38,600点)

2022年2月28日更新

日比谷図書館は、太平洋戦争末期に、民間の学者や蔵書家から資料を買い上げ疎開する事業を行いました。昭和20年5月の空襲で日比谷図書館は焼失、蔵書の全ては灰燼に帰しましたが、これら疎開していた資料は戦後都立図書館の蔵書の核となり、日比谷図書館から中央図書館に引き継がれ現在に至っています。
「特別買上文庫」は、この事業によって購入した資料のうち、旧蔵個人名を付した文庫以外の30余氏の旧蔵書約38,600点です。『国書総目録』の所蔵事項で、「日比谷諸家」と表記されている資料は現在特別文庫室で所蔵しています。

  1. 国書 言語・文学 約6,000冊 言語関係資料には安藤文庫(安藤正次氏旧蔵)の落合直澄旧蔵書、文学関係資料には池田文庫(池田亀鑑氏旧蔵)の伊勢物語の様々な版本や蜂屋文庫(蜂屋茂橘氏旧蔵)の草双紙類600余点があります。
  2. 国書 総記・その他 約10,000点(冊) 岡文庫(岡千仭[鹿門]氏旧蔵)の稿本類、反町文庫(反町茂雄氏旧蔵)の仏教関係古写本、中山文庫(中山久四郎氏旧蔵)の朝鮮使節関係資料、宍戸文庫(宍戸昌氏旧蔵)の海雲楼博物雑纂他があります。
  3. 漢籍 約20,000冊 漢籍及び準漢籍をまとめ、四庫分類により整理されています。東京本郷の漢籍専門の古書店文求堂の田中慶太郎・乾郎父子旧蔵資料を始めとして、中山文庫、岩垂文庫(岩垂憲徳氏旧蔵)、蜂屋文庫、横山文庫(横山健堂氏旧蔵)にも伝本の少ない資料も多く含まれています。
  4. 拓本 約1,600点 「日本」の部と「中国・朝鮮」の部に分け、碑・器物等の成立年代順の目録が作られています。
  5. 書画 約1,000点 主として、渡辺金造氏旧蔵の軸装、加賀豊三郎氏旧蔵の一枚もの、及び蜂屋茂橘氏旧蔵の扇面とからなっています。いずれも副次的収集によるものと思われ、特に系統だってはいませんが、中には希覯なものも含まれています。
  • 東京都立日比谷図書館蔵特別買上文庫目録 諸家・国書(言語・文学)東京都立日比谷図書館編・刊 1968(請求記号 特1-2174、稗1-)
  • 東京都立日比谷図書館蔵特別買上文庫目録 諸家・国書(総記・その他)東京都立日比谷図書館編・刊 1969(請求記号 特2175-5999)
  • 東京都立日比谷図書館蔵特別買上文庫目録 諸家・漢籍 東京都立日比谷図書館編・刊 1971(請求記号 特6000-)
  • 東京都立中央図書館蔵特別買上文庫目録 諸家拓本(中国・朝鮮) 東京都立中央図書館編・刊 1974(請求記号 拓1-407)
  • 東京都立中央図書館蔵特別買上文庫目録 諸家書画 東京都立中央図書館編・刊 1974序(請求記号 書1-)
  • [特別買上文庫目録 諸家/拓本(日本・仮目録)](未刊行)(請求記号 拓408-)

なお、一部「TOKYOアーカイブ」で公開しているものもございます。あわせてご利用ください。

資料紹介

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