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家庭での読書について教えてください<2歳から3歳>

Q忙しくても、絵本の読み聞かせをした方がよいですか?
A2歳から3歳になると、多くの子供が絵本の読み聞かせが大好きになります。お話そのものが好きなだけでなく、大好きな大人が読んでくれるのがうれしいのです。いつも忙しい大人が、そのときは、自分にだけ向き合ってくれるのがうれしいのです。1日に10でも15分でも、家事をひと休みして、子供に絵本を読んであげてください。短い時間であっても、子供にとっては何ものにも代えられない大人からの贈り物になります。
Q同じ絵本を何度でも読みたがりますが、好みが偏りませんか?
Aこの年頃の子供は、面白いと思った絵本は、読み終えるとすぐに「もう一回読んで」とねだります。面白いことは、何度繰り返しても、面白いし、読むたびに新しい発見があるのです。一度気に入るとその遊びを繰り返すことと同じです。好きなものができることは素敵なことです。何度でも繰り返し読んであげてください。毎回同じ場面で同じ反応をしているように見えても、だんだん興味が広がっていきます。子供は、日々、成長しているのです。
Q「読んで。読んで。」とねだるのに、最後までちゃんと聞けず、また別の絵本を持ってきます。
A大人を独り占めしたくて「読んで。読んで。」と甘えているのかもしれません。ちゃんと聞けないとしかるのではなく、「大丈夫、今はあなたと過ごす時間ですよ。」と子供に伝える気持ちで、ゆったり向き合ってあげてください。
子供が気に入ったページを見て、どこかに行ってしまうようなら、お気に入りのページだけを繰り返し読んであげてください。毎日同じことの繰り返しだなあと思っていても、そのうち子供は絵本には楽しいお話が入っていることに気づきます。そして、静かに大人の声に興味を示すときが来ます。
Q2歳から3歳児にお勧めの絵本を教えてください。
A

『しろくまちゃんのほっとけーき』の表紙

『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん著 こぐま社
しろくまちゃんが、お母さんとホットケーキを作り、こぐまちゃんとおいしく食べます。絵本を読んだ後、しろくまちゃんと同じようにホットケーキを作ると、楽しさが広がります。


『おつきさまこんばんは』の表紙

『おつきさまこんばんは』 林明子作 福音館書店
短いながら、起承転結のあるお話です。空に上ったお月様と雲とネコの会話で話が進みます。この絵本を読んでもらうと、子供はお月様を見ると「お月様こんばんは」とあいさつしたりします。


『ちいさなねこ』の表紙

『ちいさなねこ』 石井桃子作 横内襄絵 福音館書店
たった一人で、外に出かけた子ネコの冒険を描いています。子供は、子ネコになりきって、心配そうに聞き、幸せな結末にほっとします。


『おおきなかぶ』の表紙

『おおきなかぶ』 A.トルストイ再話 内田莉莎子訳 佐藤忠良画 福音館書店
おじいさんが育てた大きなカブをみんなで「うんとこしょ、どっこいしょ」と抜きます。何度も読んでいるうちに、子供は、「うんとこしょ、どっこいしょ」と声をあげて遊ぶようになります。


『わたしのワンピース』の表紙

『わたしのワンピース』 にしまきかやこ絵と文 こぐま社
ウサギが作った白いワンピースが、いろいろな模様に変わっていきます。こんなワンピースがほしくなる不思議なお話です。


『ねずみのいえさがし』の表紙

『ねずみのいえさがし』 ヘレン・ピアス作 まつおかきょうこ訳 童話屋
ネズミが、素敵な家を見つけるまでを写真で描いています。「ここがいいかな?」と呼びかけられると、子供はネズミといっしょに家を探している気持ちになります。


『かばくん』の表紙

『かばくん』 岸田衿子作 中谷千代子絵 福音館書店
詩のようなリズミカルな言葉で、日曜日の動物園のかばくんが語られています。大人には物足りないかもしれませんが、子供にはとても喜ばれる絵本です。


『おやすみなさいおつきさま』の表紙

『おやすみなさいおつきさま』 マーガレット・ワイズブラウン作 クレメント・ハード絵 せたていじ訳 評論社
ベッドに入った子ウサギが、部屋の中にあるもの一つ一つに「おやすみ」と言っています。窓の外がだんだん暗くなります。お休み前の読み聞かせにふさわしい絵本です。

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