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「これならできる!自由研究 111枚のアイディアカード集」を使った読書プログラム 1

タイトル

ふしぎふしぎ色のへんしん

使用カード

No18「三色で作る百の色」 No102「こま作り形も色も自由自在」

内容

色の三原色について、工作を通して知る。

対象

小学生

所要時間

90分 実験1〜3までなら60分

用意するもの

実験1〜3

絵の具(できたら透明水彩の赤・青・黄)・画用紙・絵筆・パレット(紙皿等の代用品で可)・筆洗用水入れ・ぼろ布・濾紙・水性黒ペン

実験4

ボール紙・ケント紙・爪楊枝・目打ち・木工用ボンド・ハサミ・クレヨン

プログラム導入

『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』(ロジャー・デュボアザン作 やましたはるお訳 BL出版)の読み聞かせ
あらすじ:古い家を購入した一家が、家をペンキで塗りなおすことになり、家族それぞれが色の希望を出すが、ペンキ屋さんには赤、青、黄の3色しかない。しかしお父さんが3色でいろいろな色ができることを教えてくれる。一家はそれなら好きな色ができると喜ぶ。するとお父さんが、3色に塗ったコマを回して白になることを見せて、すべての色を混ぜると白になるから、自分たちの家は白く塗ろうと提案する。一家は喜んで、ペンキを塗り直し、素敵な家になる。

『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』 表紙

紹介の様子

実験1

赤と青で紫に、青と黄で緑に、黄と赤で橙に、3色混ぜると黒になることを実際にやってみる。

「色のわ」(別紙1)に、赤、青、黄の三原色を塗り、赤と青を混ぜてできた色を、間に塗っていく。

※各自のパレットに、3色の絵の具を離して置く。塗るときは、絵筆で絵の具を少しすくって、パレットの別のところに広げる。絵筆は一回ごとに、よく水で洗い、ぼろ布などで、水を切ってから使う。

塗っている様子

3色を混ぜて、黒を作る。

※3色のバランスによって、茶色になったり、深緑になったりするので、よく観察して、足りない色を入れて黒を作る。

色を混ぜている様子

納得のいく黒ができるまでみんな一生懸命

例:色の輪

実験2

互いの作品を見て、同じ緑や橙、紫でも、2色の量の割合で、色が異なっていることを観察する。
2色の量の違いにより色に変化が生じることを実験で確認する。

赤、青、黄のうち好きな2色を選ぶ。「色の変化表」(別紙2)の「○と○をまぜてみよう」の○に2色を塗る。2色の色の割合を指示通りに混ぜて、花を塗っていく。

例:色の変化表と混ぜてみよう

塗っている様子

実験3

3色で黒になるのはなぜかを水性ペンを使って実験する。

濾紙に水性ペンの黒で線を引き、線より下の部分を水に入れる。しばらくすると水が上がってきて、ペンの黒から青、赤、黄色の色が分かれて上がってくる。
水性ペンの種類によっては、うまくできない。

濾紙に水性ペンの黒で線を引き、線より下の部分を水に入れている様子

線より下の部分を水に入れている紙のより詳しい様子

実験4

色の変化をコマで観察する。

『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』で、3色のコマを回したら、白になったが、それは本当かどうか、実験する。
あらかじめ用意した3色のコマを回してみせる。いろいろな色を塗ったコマを見せて、回すとどんな色になるかを予想させて、回してみせる。

「コマの型紙」にクレヨンで色を塗って、切り抜き、コマの土台にかぶせる。

「コマの色のけんきゅう」(別紙3)で、色を予想してから、実際に回しても良い。

※コマの土台は、時間や対象年齢によって、子供たちに作らせても良い。厚紙で切りぬいたコマの中央に穴をあけ、爪楊枝を刺す。乾くのに時間がかかるのでボンドで爪楊枝を止めなくて良い。

コマを回している様子

コマに貼る部分を切り取っている様子

まとめ

これまでやったことを再確認し、参考になる本を紹介する。

コマとハサミ

参考文献

  • 『色はいろいろ』 重原淳孝 文 矢崎芳則 絵 岩波書店
  • 『いろあわせ』(みんなで実験楽しく科学遊び2) 村田紀 文・絵 偕成社
  • 『こままわるかな』 成井俊美 作 三枝祥子 絵 福音館書店
  • 『かわったかわったこまの色』 折井千鶴文 望月操 写真 童心社
  • 『はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ』 ロジャー・デュボアザン 作 やましたはるお 訳 BL出版
  • 『あおくんときいろちゃん』 レオ・レオーニ 作 藤田圭雄 訳 至光社

コメント

青と黄色で緑になることは知っていても、実際にやったことのない子供が多く、色の変化に驚きながら、楽しむ。特に黒を作る場面では、ひとつ色を足すだけで、あっという間に色が変わるのを目の当たりにして、興味を持つ。
じっくりと色を塗った後に、コマを回して色の変化を楽しむプログラムは、静から動の流れが生まれ、最後に盛り上がりを見せて終わることができる。
No102「こま作り形も色も自由自在」だけに取り組むプログラムも楽しい。

備考

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