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東京文化財ウィーク2021参加企画展「てぇへんだ! 幕末江戸の事件簿」を開催します!!

2021年9月30日

1853(嘉永6)年のペリー来航から1868(慶應4)年の東京遷都までの15年は、激動の時代でした。安政の大地震、コレラや麻疹など疫病の流行、桜田門外の変や外国人の暗殺、政権の交代に伴う内戦など、事件や災厄があいついで起こりました。現代の私たちが直面する世界とも通じるところもある幕末江戸の状況を、都立中央図書館特別文庫室所蔵の錦絵や瓦版、切絵図や書簡などの貴重資料でご紹介します。今回は初の電子展示で開催します。

会期

令和3年11月1日(月)から11月30日(火)まで

会場

東京都立図書館ホームページ(電子展示)

展示内容

第1章では、「江戸の大事件」として、ペリー来航を契機とした「御台場造営」、幕府の弱体化が明らかとなった「桜田門外の変」、アメリカ公使館の通訳「ヒュースケン暗殺」、幕府の終焉「江戸城開城」、江戸が戦場となった「上野戦争」、東京への遷都「東京への行幸(ぎょうこう)」の6件を取り上げ、錦絵や切絵図、重要文化財である江戸城の図面などにより、ご紹介します。

第2章では、「江戸の災厄」として、安政の大地震と麻疹(はしか)やコレラなど疫病の流行関係資料を展示します。1855(安政2)年10月に起こった安政の大地震は死者数1万人ともいわれ、江戸市中に甚大な被害をもたらしました。この地震に関する数多くの記録や摺物が刊行され、特に鯰と地震をテーマにした錦絵の「鯰絵(なまずえ)」が様々なバージョンで摺られました。また、麻疹やコレラなどの疫病も流行し、数多くの死者が出ています。幕府による御救米(おすくいまい)の支給の記録や、疱瘡(ほうそう)に対する予防法として牛痘(ぎゅうとう)の接種を呼びかける錦絵などを展示しています。

第3章では、重要文化財の「江戸城造営関係資料(甲良家伝来)」の建築図面などで「幕末の江戸城」をご紹介します。幕末の政治の舞台となったのは、1860(万延元)に造営された本丸御殿です。しかし、1863(文久3)年11月に本丸御殿は焼失し、同年6月西丸御殿も焼失していたため、江戸城は全く御殿のない状態になりました。1864(元治元)年に再建された西丸の仮御殿が「最後の江戸城」として新政府に引き渡され、皇居となりました。

コラムでは、今年話題の渋沢栄一に関する資料をご紹介します。渋沢栄一が自身で書写した『論語』と、渋沢栄一を描いたイラスト入りの新聞を展示します。

重要文化財の展示について

展示資料のうち重要文化財5点を実物展示いたします。
期間:2021年10月30日(土)〜11月7日(日)(11月4日(木)は休館)
場所:東京都立中央図書館5階特別文庫室
時間:午前10時〜午後5時

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