企画展示「情報、江戸を駆ける!蔦屋重三郎が生きた時代の出版文化」
2024年12月25日
最終更新日 2025年7月7日
東京都立中央図書館 企画展示
「情報、江戸を駆ける!蔦屋重三郎が生きた時代の出版文化」
令和7年1月24日(金)から5月25日(日)にかけて、企画展示「情報、江戸を駆ける!蔦屋重三郎が生きた時代の出版文化」を開催しました。
江戸のメディア王・蔦屋重三郎が世に出した出版物を取り上げつつ、瓦版、浮世絵、見立番付など、江戸期に発達した様々な情報媒体に光を当て、蔦重が生きた時代の出版文化を複製資料により紹介しました。
会期
令和7年1月24日(金)から5月25日(日)まで
※当初は3月23日(日)までとしていましたが、ご好評につき、5月25日(日)まで延長しました。
(休館日:2月6日(木)、2月21日(金)、3月6日(木)、3月21日(金)、4月3日(木)、4月18日(金)、5月1日(木)、5月16日(金))
午前10時から午後8時45分まで(土日祝休日は午後5時30分まで)
【原資料の特別展示期間(一部の原資料を展示)】
上記会期中、令和7年2月22日(土)から2月24日(月・休)の間
会場
東京都立中央図書館 4階 企画展示室(入場無料)
内容(複製資料による展示)
第一章「出版文化の仕掛け人」
山東京伝らの作品を世に送り出した江戸の代表的な板元「蔦屋」の店先を模型で再現しました。また、蔦屋重三郎が板元の資料を中心に、貸本屋の存在、当時の流行本についても紹介しました。
第二章「江戸のマスメディア」
江戸のマスメディアの代表・瓦版。黒船来航や安政の大地震の際に発行された瓦版を中心に、商品や店、イベントなどを宣伝する浮世絵や見立番付(ランキング表)も紹介しました。
第三章「江戸のガイドブック&HOWTO本」
『江戸名所花暦(えどめいしょはなごよみ)』や『豆腐百珍(とうふひゃくちん)』ほか、様々な名所旧跡案内、実用書を紹介しました。また、江戸の町の広がりや町並みを『嘉永改正御江戸大絵図(かえいかいせいおえどおおえず)』のパネルで紹介しました。
第四章「情報を記録する」
カメラのなかった時代に重要な情報記録手段だった絵図について、都立中央図書館だけが所蔵する絵記録『幕府銀座之図(ばくふぎんざのず)』(巻物)ほか、貴重な資料を紹介しました。
映像コーナー、体験コーナー、参考文献コーナー
『的中地本問屋(あたりやしたぢほんどいや)』(第一章関連)と『江戸名所図会(えどめいしょずえ)』(第三章関連)を紹介する映像を上映しました。また、江戸時代の双六で遊べる体験コーナーや、江戸時代の出版文化についての参考文献を集めた参考文献コーナーを設置しました。
原資料の特別展示(一部の原資料を展示)
令和7年2月22日(土)から2月24日(月・休)までの三日間は、一部の複製資料を原資料に入れ替えて展示しました。
関連展示
令和7年2月7日(金)から2月28日(金)までの間、NHKの大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」パネル展at都立中央図書館(主催:東京都教育委員会・NHK 首都圏局)を開催しました。
チラシ
会期延長後
画像をクリックすると、チラシ(PDFファイル 約1.90MB)が開きます。