江戸東京の歴史文化に関する講演会「華麗なる江戸城大奥の世界―仕事(オモテ)と生活(ウラ)―」 (平成28年10月15日(土)実施)を開催しました。
2016年11月 9日
平成28年10月15日(土)に、江戸東京の歴史文化に関する講演会「華麗なる江戸城大奥の世界―仕事(オモテ)と生活(ウラ)―」を開催しました。90名近くの参加者にお越しいただきました。
1.日時
平成28年10月15日(土) 午後2時から午後4時まで
2.場所
東京都立中央図書館 多目的ホール(4階)
3.内容
講演
「華麗なる江戸城大奥の世界―仕事(オモテ)と生活(ウラ)―」
講師
山本 博文 (やまもと ひろふみ)氏
東京大学史料編纂所教授
- 大奥で働く女性がどんな生活をしていたか、どんな仕事をしていたか
- 大奥で働いていた男子役人
- 大奥女中(上級、中級、下級)の役職とその仕事内容
- 大奥女中の給金(御年寄、表使などの役職別)
- 出世に重要な要素
- 大奥の幕政、諸藩に及ぶ権力
- 「奥奉公出世双六」(特別文庫室所蔵資料)
- 大奥女中に勤める部屋方(へやかた)
- 一橋家の奥に勤めた吉野みちの親に宛てた手紙の紹介
- 大奥女中のスキャンダル(絵島事件、延命院事件、谷中感応寺事件)
- 大岡ませ子及び桂川甫賢の女てや
などについて具体的にお話いただきました。
4.参加者の声
- 「TV・ラジオではあまり聞けないような詳しい内容の話も伺え、とてもよかったと思います」
- 「大奥の組織・上下関係が良くわかった。」
- 「細部まで、解りやすい解説で勉強になりました。」
5.関連資料展示(4階企画展示室)
重要文化財「寛永度絵図 大奥」や「奥奉公出世双六」など、特別文庫室所蔵の大奥に関する貴重資料、講師である山本博文氏の著作及び大奥に関する図書資料を展示しました。あわせて資料リストを配布しました。