カイルラッパー・ブックカバー・ブックシューなど

2026年4月更新
資料の保存にとって、環境を整えることは重要です。しかし、書庫が広ければ広いほど、万全な環境に整えることは、現実的には難しいことでもあります。保存容器に資料を収納することは、資料にとって小さな環境を手軽に整えることになります。
保存・保護のための容器
都立図書館では、貴重な資料や劣化・損傷の激しい資料について、順次、保存容器への収納を行っています。保存容器は市販のものや自館で作成したものを使用しています。都立図書館で作製している代表的な保存容器「カイル・ラッパー」「ブックカバー」「ブックシュー」についての作製方法については、次のテキストをご覧ください。

カイル・ラッパー

ブックカバー

ブックシュー
その他の保存箱やフォルダー等の作製方法については、一橋大学社会科学古典資料センターが発行している「西洋古典資料の組織的保存のために」に詳しく紹介されています。
さまざまな保存容器

市販の保存容器(一例)

保護用紙の封筒

巻子本の保存容器(和紙で包んでから収納)

透明なフィルムのブックカバー(※写真を変更する)

畳紙の代用品

帙の代用品

保存容器が並ぶ貴重書棚
保存容器に使用する紙
容器に使用する紙には注意を払う必要があります。一般には弱アルカリの保護用紙(アルカリバッファー紙)を使用しますが、青写真、写真、革装本、色材など、アルカリによって劣化したり、劣化するおそれのあるものがあります。それらの資料に対してはpHが7に近いノンバッファー紙といわれる保護用紙を使用した保存容器に収納します。また、ノンバッファー紙や和紙に包んでからアルカリバッファー紙の保存容器に収納するとより効果的です。