都立図書館のデータベース「TOKYOアーカイブ」では都立図書館の江戸・東京関係のデジタル化資料等を見ることができます。
このたびは、コレクションから歌川国貞(2世)(1823〜1880)の描いた「俤(おもかげ)源氏五十四帖」、「紫式部源氏かるた」をご紹介します(全冊の所蔵はありません)。
「源氏物語」を題材とした絵画を「源氏絵」といい、江戸時代には盛んに描かれました。
江戸時代の「源氏絵」は、『源氏物語』を翻案した当時のベストセラー作品『偐紫(にせむらさき)田舎源氏』をもとにした絵も多く、髪型・衣装等も江戸時代のものとなっています。
江戸時代に描かれた浮世絵の「源氏絵」をお楽しみください。
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このページの作成者:都立中央図書館管理部企画経営課
「一 桐壷」〜「三十三 藤裏葉」
「一 桐壷(桐つぼ)」
「俤げんじ五十四帖」「一 桐壷」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう いち きりつぼ)
画中の歌「いとけなきはつもとゆひになかき世をちきるこゝろはむすひそめつや」
「紫式部源氏歌る多」「壱 桐つぼ」
(むらさき しきぶ げんじ かるた いち きりつぼ)
「二 帚木(はゝき木)」
「俤けんじ五十四帖」「ニ 帚木」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう に ははきぎ)
画中の歌「かすならぬふせやにおふるなのうさにあるにもあらてきゆるはゝき木」
「紫式部げんじかるた」「ニ はゝき木」
(むらさき しきぶ げんじ かるた に ははきぎ )
「三 空蝉」
「俤けんじ五十四帖」「三 空蝉」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さん うつせみ)
画中の歌「うつせみの身をかへてける木のもとになほ人からのなつかしきかな」
「紫式部げむじかるた」「三 空蝉」
(むらさき しきぶ げんじ かるた さん うつせみ)
「四 夕顔(夕がほ)」
「俤源氏五十四帖」「四 夕顔」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう し ゆうがお)
画中の歌「よりてこそそれかとも見めたそかれにほのほのみゆるゆふかほの花」
「紫式部げんじかるた」「四 夕がほ」
(むらさき しきぶ げんじ かるた し ゆうがお )
「五 若紫」
「俤けんじ五十四帖」「五 若紫」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう ご わかむらさき)
画中の歌「手につみていつしかもみんむらさきのねにかよひける野へのわかくさ」
「六 末摘花(末つむ花)」
「俤源氏五十四帖」「六 末摘花」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう ろく すえつむはな)
画中の歌「なつかしき色ともなしになにゝてのすへつむ花をそてにふれけむ」
「紫式部げんじかるた」「末つむ花」
(むらさき しきぶ げんじ かるた すえつむはな)
「七 紅葉(の)賀」
「俤源氏五十四帖」「七 紅葉賀」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しち もみじのが)
画中の歌「ものおもふにたちまふへくもあらぬ身のそてにうちふりしこゝちしりきや」
「紫式部げんじかるた」「七 紅葉の賀」
(むらさき しきぶ げんじ かるた しち もみじ の が)
「八 花宴(花のゑん)」
「俤けんじ五十四帖」「八 花宴」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう はち はなのえん)
画中の歌「いつれそとつゆのやとりのわかぬまにおさゝかはらに風もてそふけ」
「紫式部源氏かるた」「九 花のゑん」(画中には「九」とあり)
(むらさき しきぶ げんじ かるた く はなのえん)
「九 葵(あふひ)」
「俤源氏五十四帖」「九 葵」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう く あおい)
画中の歌「はかりなき千尋のそこのみるふさにおひゆくすへは我のみそみむ」
「紫式部げむじかるた」「八 あふひ」(画中には「八」とあり)
(むらさき しきぶ げんじ かるた はち あおい )
「十 榊(木)」
「俤けんじ五十四帖」「十 榊」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅう さかき)
画中の歌「神垣はしるしのすきもなきものをいかにまかへておれるさかきそ」
「紫式部源氏歌留多」「十 榊木」
(むらさき しきぶ げんじ かるた じゅう さかき)
「十一 花散(ちる)里」
「俤けんじ五十四帖」「十一 花散里」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅういち はなちるさと)
画中の歌「たち花の香をなつかしみほとゝきす花ちるさとをたつねてそなく」
「紫式部げんじかるた」「十一 花ちる里」
(むらさき しきぶ げんじ かるた じゅういち はなちるさと)
「十二 須磨」
「俤けんじ五十四帖」「十二 須磨」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅうに すま)
画中の歌「うきめかるいせをのあまのおもひやれもしほたるてふすまのうらにて」
「紫式部げんじかるた」「十二 須磨」
(むらさき しきぶ げんじ かるた じゅうに すま)
「十三 明石」
「紫式部げんじかるた」「十三 明石」
(むらさき しきぶ げんじ かるた じゅうさん あかし)
「十六 関屋」
「俤けんじ五十四帖」「十六 関屋」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅうろく せきや )
画中の歌「あふさかのせきやいかなるせいなれはしけき別れのなかをさくらむ」
「十七 絵合」
「俤源氏五十四帖」「十七 絵合」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅうしち えあわせ )
画中の歌「うきめみしそのをりよりもけふはまたすきにしかたにかへるなみたか」
「十八 松風」
「俤けんじ五十四帖」「十八 松風」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅうはち まつかぜ )
画中の歌「身をかへてひとりかへれはふるさとにきゝしにまさるまつかせそふく」
「紫式部げんじかるた」「十八 松風」
(むらさき しきぶ げんじ かるた じゅうはち まつかぜ)
「十九 薄雲」
「俤けんじ五十四帖」「十九 薄雲」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう じゅうく うすぐも)
画中の歌「いり日さすみねにたなひくうすくもはものおもふそてにいろやまかへる」
「二十 朝顔」
「俤けんじ五十四帖」「二十 朝顔」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅう あさがお)
画中の歌「みしをりの露わすられぬ朝かほの花のさかりはすきやしぬらん」
「二十一 乙女」
「俤けんじ五十四帖」「二十一 乙女」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅういち おとめ)
画中の歌「をとめ子かかみさひぬらしあまつそてするきよのともよはひへぬらむ」
「廿ニ 玉葛」
「俤源氏五十四帖」「廿ニ 玉葛」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうに たまかずら)
画中の歌「恋わたる身はそれなれと玉かつらいかなるすちをたつねきぬらん」
「紫式部源氏歌留多」「廿ニ 玉葛」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうに たまかずら)
「二十三 初音(はつ音)」
「俤けんじ五十四帖」「二十三 初音」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうさん はつね)
画中の歌「としつきをまつにひかれてふるひとにけふ鴬のはつねきかせよ」
「紫式部げんじかるた」「廿三 はつ音」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうさん はつね)
「二十四 胡蝶」
「俤けんじ五十四帖」「二十四 胡蝶」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうし こちょう)
画中の歌「ななそのゝこてふをさへやしたくさに秋まつむしはうとくみるらん」
「紫式部げんじかるた」「廿四 胡蝶」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうし こちょう )
「廿五 蛍(ほたる)」
「俤けんじ五十四帖」「廿五 蛍」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうご ほたる)
画中の歌「こゑはせて身をのみこかすほたるこそいふよりまさるおもひなるらめ」
「紫式部げんじかるた」「廿五 ほたる」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうご ほたる)
「二十六 常夏」
「俤けんじ五十四帖」「二十六 常夏」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうろく とこなつ)
画中の歌「なてしこのとこなつかしきいろをみはもとのかきねを人やたつねん」
「二十七 篝火」
「俤けんじ五十四帖」「二十七 篝火」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうしち かがりび)
画中の歌「かゝり火にたちそふ恋のけふりてそよにはたへせぬけふりなりけり」
「紫式部げんじかるた」「廿七 篝火」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうしち かがりび)
「二十八 野分」
「俤けんじ五十四帖」「二十八 野分」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうはち のわき)
画中の歌「風さはき村雲まよふゆふへにもわするゝまなくわすられぬ君」
「紫式部げんじかるた」「廿八 野分」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうはち のわき)
「二十九 行幸」
「俤けんじ五十四帖」「二十九 行幸」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう にじゅうく みゆき)
画中の歌「をしほ山みゆきつもれるまつはらにけふはかりなるあとやなからん」
「紫式部げんじかるた」「廿九 行幸」
(むらさき しきぶ げんじ かるた にじゅうく ぎょうこう)
「三十 藤袴」
「俤けんじ五十四帖」「三十 藤袴」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅう ふじばかま)
画中の歌「おなしのゝつゆにやぬるゝふちはかまあはれはかけよかこつはかりに」
「三十一 巻(まき)はしら」
「俤けんじ五十四帖」「三十一 巻はしら」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅういち まきばしら)
画中の歌「いまはとてやとかれなともなれきつるまきのはしらにわれをわするな」
「紫式部げんじかるた」「三十一 まきはしら」
(むらさき しきぶ げんじ かるた さんじゅういち まきばしら )
「三十二 梅か枝」
「俤源氏五十四帖」「三十二 梅か枝」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうに うめがえ)
画中の歌「はなの香はちりにしえたにとまらぬそうつらむ袖にあさくしまめや」
「三十三 藤裏葉」
「俤源氏五十四帖」「三十三 藤裏葉」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうさん ふじのうらは)
画中の歌「はるひさすふちのうら葉のうちとけてきみしおもはゝわれもたのまん」
「三十四 若菜上」〜「四十一 まぼろし」
「三十四 若菜上」
「俤源氏五十四帖」「三十四 若菜上」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうし わかな じょう)
画中の歌「小松はらすゑのよはひにひかれつゝ野へのわかなもとしをつむへき」
「三十五 若菜下」
「俤源氏五十四帖」「三十五 若菜下」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうご わかな げ)
画中の歌「ゆふやみはみちたとたとし月まちてかへれわかせこそのまにもみん」
「三十六 柏木(かしわ木)」
「俤けんじ五十四帖」「三十六 柏木」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうろく かしわぎ)
画中の歌「いまはとてもえんけふりもむすほゝれたへぬおもひのなをやのこらむ」
「紫式部げんじかるた」「三十六 かしわ木」
(むらさき しきぶ げんじ かるた さんじゅうろく かしわぎ)
「三十七 横笛」
「俤源氏五十四帖」「三十七 横笛」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうしち よこぶえ)
画中の歌「よこふえのしらへはことにかはらぬをむなしくなりしねこそつきせね」
「三十八 鈴虫」
「俤けんじ五十四帖」「三十八 鈴虫」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうはち すずむし)
画中の歌「こゝろもてくさのやとりをいとへともなほすゝむしのこゑそふりせぬ」
「紫式部げんじかるた」「三十八 鈴虫」
(むらさき しきぶ げんじ かるた さんじゅうはち すずむし)
「三十九 夕霧」
「俤源氏五十四帖」「三十九 夕霧」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう さんじゅうく ゆうぎり)
画中の歌「山さとのあはれをそふる夕きりにたちいてんそらもなきこゝちして」
「四十 御法」
「俤けんじ五十四帖」「四十 御法」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅう みのり)
画中の歌「たえぬへきみのりなからそたのまるゝよゝにとむすふなかのちきりを」
「四十一 まほ(ぼ)ろし」
「俤けんじ五十四帖」「四十一 まほろし」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅういち まぼろし)
画中の歌「おほそらをかよふまほろしゆねにたにたへこぬこまのゆくへたつねよ」
「紫しきぶ源氏かるた」「四十一 まぼろし」
(むらさき しきぶ げんじ かるた しじゅういち まぼろし)
「四十二 匂宮」〜「五十四 夢の浮はし」
「四十二 匂宮」
「俤げんじ五十四帖」「四十二 匂宮」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうに におうみや)
画中の歌「おほつかなたれにとはましいかにしてはしめもはてもしらぬ我身は」
「四十三 紅梅」
「俤げんじ五十四帖」「四十三 紅梅」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうさん こうばい)
画中の歌「心ありて風のにほはすそのみめにまつ鴬のとはすやあるへき」
「四十四 竹川」
「俤げんじ五十四帖」「四十四 竹川」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうし たけかわ)
画中の歌「たけ河のはしうち出し一ふしにふかき心のそこはしりきや」
「四十五 橋姫(はしひめ)」
「俤げんじ五十四帖」「四十五 橋姫」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうご はしひめ)
画中の歌「はしひめの心をくみてたかせさすさほのしつくに袖そぬれけり」
「紫式部げんじかるた」「四十五 はしひめ」
(むらさき しきぶ げんじ かるた しじゅうご はしひめ)
「四十六 椎かもと」
「俤げんじ五十四帖」「四十六 椎かもと」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうろく しいがもと)
画中の歌「たちよらんかけとたのみししいか本むなしきとこになりにけるかな」
「四十七 総角」
「俤げんじ五十四帖」「四十七 総角」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうしち あげまき)
画中の歌「あけまきになかきちきりをむすひこめおなしところによりもあはなむ」
「四十八 早蕨(さわらび)」
「俤げんじ五十四帖」「四十八 早蕨」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうはち さわらび)
画中の歌「この春はたれにかみせむなき人のかたみにつめるみねのさわらひ」
「紫式部げんじかるた」「四十八 さわらび」
(むらさき しきぶ げんじ かるた しじゅうはち さわらび)
「四十九 やとり木」
「俤げんじ五十四帖」「四十九 やとり木」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう しじゅうく やどりぎ)
画中の歌「やとり木のおもひいてすはこのもとの旅寝もいかにさひしからまし」
「五十 東屋(四阿)」
「俤源氏五十四帖」「五十 東屋」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう ごじゅう あずまや)
画中の歌「さしとむるむくろやしけきあつまやのあまりほとふるあまそゝきかな」
「紫式部げんじかるた」「五十 四阿」
(むらさき しきぶ げんじ かるた ごじゅう あずまや)
「五十一 浮船(うき舟)」
「俤げんじ五十四帖」「五十一 うき舟」
(おもかげ げんじ ごじゅうよじょう ごじゅういち うきふね)
画中の歌「たちはなのこしまのいろはかはらしをこのうきふねそゆくへしられぬ」
「むらさき式部げんじかるた」「五十一 浮船」
(むらさき しきぶ げんじ かるた ごじゅういち うきふね)
「五十四 夢の浮はし」
「紫式部げむじかるた」「五十四 夢の浮はし」
(むらさき しきぶ げんじ かるた ごじゅうし ゆめ の うきはし)