ビジネス講演会「お仕事小説から考える女性の働き方」を開催しました
2018年12月 5日
最終更新日:2019年3月8日
2月9日に、堺憲一先生と碧野圭先生をお招きし、ビジネス講演会「お仕事小説から考える女性の働き方」を開催しました。当日はあいにくの雪の天候でしたが、50名を超える方々にご参加いただきました。
開催概要
小説を通して、「女性の働き方」や「女性にやさしい職場」について考えてみませんか?
1,200冊を超える経済小説・お仕事小説を読破した堺憲一先生と『書店ガール』シリーズの著者である碧野圭先生をお招きし、女性登場人物が活躍する小説を題材として、「女性と仕事」についてお話しいただきます。
日時(終了しました)
2019年2月9日(土)
午後2時から4時まで
会場
東京都立中央図書館 4階 多目的ホール
講師
- 堺 憲一(さかい けんいち)氏
東京経済大学名誉教授
経済小説研究家
1948年大阪府生まれ。経済学博士。新聞、週刊誌、ビジネス誌などに書評・評論を多数執筆。
著書:『日本経済のドラマ 経済小説で読み解く1945-2000』(東洋経済新報社)、『この経済小説がおもしろい!』(ダイヤモンド社)ほか多数。
- 碧野 圭(あおの けい)氏
作家 (『書店ガール』作者)
1959年愛知県生まれ。フリーライター、編集者などを経て2006年『辞めない理由』(パルコ出版)でデビュー。
著書:『書店ガール』シリーズ(PHP文庫)、『駒子さんは出世なんてしたくなかった』(キノブックス)ほか多数。
当日の様子
講演内容
前半では各講師から25分ずつの講演が行われました。堺先生からは、日本のお仕事小説を概観し、女性主人公が活躍する作品について、各作品の見どころやオススメのポイントとともにご紹介いただきました。碧野先生からは、ご自身の出版業界でのお仕事歴や執筆をしながら感じている現代の女性と仕事の問題について、具体的なエピソードを交えてお話しいただきました。
休憩を挟んでの後半では、お二人に碧野先生の作品を題材にお話しいただき、参加者からのご質問へも多数ご回答いただきました。「堺先生がお仕事小説に興味を持ったきっかけ」や「碧野先生の出版社勤務時代のストレス解消方法」、「仕事のモチベーションの保ち方」や「先生方にとってのお仕事小説とは」など、読み手のプロ・書き手のプロのお二人から、多岐にわたるお話を伺うことができました。
講演会当日ご紹介しきれなかった質問の一部について、後日講師から回答をいただきました。当日のスライドや配布資料に基づいた質問もあるため、ご参加いただけなかった方にわかりづらい部分もあるかもしれませんが、ご参考までに掲載します。
参加者の声
- 分かりやすかった。お仕事小説が身近に感じた。読んでみたくなった。
- 雪だから来るか悩んだけど、為になる話が聞けてよかったです。
- 堺先生のリスト、とても価値あるものだと思います。全部読みたいです。自分自身の悩みに効くものだけでなく、共に働く人がこういう悩みを抱えてるかもしれない、という時に何ができるか考える参考にしたいです。
- 碧野先生の作品のウラ話など聞けてとても興味深かったです。ほかのお仕事小説もいろいろ知れて、気になるものを探してみようと思いました。
関連資料展示
講演前日まで、都立中央図書館2階にて、講師の著作やおすすめのお仕事小説を展示しました。
講演当日は、会場である4階 多目的ホールにて、「女性の働き方」に関する資料とともに展示しました。開会前や休憩時間には、多くの参加者の方々に手に取っていただきました。