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江戸の風物詩・初午祭を楽しむ母子の姿を描いた作品です。絵にある詞書によると、子供が手に持っている馬の絵馬額を奉納すると、願いが叶うそうです。
内裏雛(だいりびな)の前で雛人形の冠を手に持つ女性、コマ絵(枠内の絵)には十軒店の風景を描いています。十軒店には三月の桃の節句には、内裏雛や禿人形(かむろにんぎょう)、五月の端午の節句には、甲人形(かぶとにんぎょう)や鯉のぼりを売る店が立ち並んでいました。
江戸時代の桜の名所・御殿山(現・品川区北品川あたり)の風景を描いた作品です。御殿山は寛文(1661~1673)の頃から桜が移植されたと伝えられます。
現在、5月に行われている浅草神社の祭礼・三社祭(浅草祭)ですが、江戸時代は3月17日、18日の両日に行われ、丑・卯・巳・未・酉・亥年の1年おきに本祭が行われました。
「女房を質に入れても初鰹」と川柳にも謳われるほど、江戸っ子がこよなく愛した初鰹と江戸の町の象徴・日本橋が組み合わさった、まさに「江戸自慢」を描いた作品です。
作品名に「卯の花月」とあるように、4月の江戸の町の様子を描いた作品です。長屋の前で男性が鰹をさばいていますが、これは長屋の住民みんなで買った1本の鰹を切り分けている様子です。
5月5日といえば、端午の節句(たんごのせっく)です。コマ絵(枠内の絵)にはこの日に欠かせない鯉のぼりと幟が、中央にはお祝の席に使われる見事な鯛を見つめる女性2人が描かれています。
毎年5月28日には、大川(隅田川)の川開きに合わせて、大々的に花火が打ち上げられました。両国橋から、川に浮かべた納涼船から、花火見物に大勢の人々が集まりました。
菖蒲の名所・堀切を見物に訪れた女性を描いた作品です。葛飾区内に今も残る堀切の菖蒲園は江戸の昔から開花の季節になると、数多くの遊覧客が訪れました。
江戸の町に夏の訪れを告げる「山王祭」が始まったのは江戸時代初期の頃です。山王とは日枝(ひえ)神社を指しますが、日枝神社は将軍家や江戸城の守護神として手厚く保護され、その祭礼は将軍が上覧する「天下祭」と呼ばれ、多くの見物客を集めました。