資料保全室の仕事
2022年1月更新
図書館は、所蔵資料を常に良好な状態に保ち、求めに応じていつでも提供できるようにしています。また、都立図書館は江戸時代の和装本など貴重な資料も数多く所蔵しており、これら貴重な文化遺産を後世に伝える使命を負っています。そのため、都立図書館は明治41年(1908)、前身の東京市立日比谷図書館開館以来、修理専門の部署を置き、現在、次のような仕事を行っています。
- 資料の保存対策全般についての企画・調査・研究
- 脆弱な造本の新刊書について、書架に並べる前に厚表紙をつけるなどの事前の手当て
- 経年や利用などにより劣化・損傷した資料の修理
- 江戸期以前の和装本の修理
- 酸性紙を使用した資料の劣化抑制処理
- 区市町村立図書館や他の都の施設(東京都立大学図書館、都議会図書館など)への技術指導・支援 など