『警視庁創立150年』の巻
令和6年2月2日公開
- 「天皇陛下、警視庁創立150年記念式典ご臨席へ」
(『産経新聞』 2024年1月6日 東京朝刊・第3社会)
- 「警視庁創立150年オリジナル記念ロゴが完成」
(『産経新聞』 2022年9月14日 東京朝刊・東京)
- 「110番の日:110番「正しく使って」森香澄さんが啓発」
(『毎日新聞』 2024年1月9日 地方版/東京 16頁)
このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、ご来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
明治7(1874)年1月15日、東京警視庁が誕生しました。150年の間様々な制度改正を経て、現在みなさんの知っている警視庁になりました。交番のおまわりさんから様々なスペシャリスト、約43000人が首都・東京の治安を守り、「世界一安全・安心な国際都市」の実現を目指しています。テレビドラマやミステリー小説にもよく登場する警視庁に関連した資料をご紹介します。
☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
警視庁の歴史
警視庁全体史
☆『警視庁百年の歩み』 警視庁創立100年記念行事運営委員会/編 警視庁創立100年記念行事運営委員会 1974(T/0・317/45/G 1124377334)
昭和49(1974)年、警視庁創立100年を記念して刊行されました。各年代の代表的な事件も写真付きで収録されています。
☆『警視庁年表』 増補・改訂版 警視庁総務部企画課/編集 警視庁総務部企画課 1980(RT/317.7/5127/1980 7104281148)
明治元(1868)年〜昭和53(1978)年の国際・国内関係主要事項や警視庁関係主要事項をまとめた年表です。歴代警視総監や警視庁組織図も収録されています。
☆『警視庁警察職員殉職者顕彰録』 警視庁史編纂委員会/編 警視庁史編纂委員会 1967(0932/K5425/K2 1125519292)
警視庁創設以来93年間に殉職した652名の当時の所属や階級、氏名が収録されています。一部の方については殉職時の詳しい状況の記述があります。
警視庁事件ファイル
☆『警視庁重大事件100』 佐々 淳行/監修 学研パブリッシング 2014.9 (210.60/5465/2014 7104556212)
警視庁関係者や警察博物館来館者へのアンケート調査等を集計して、首都東京の重大事件100を選出。上位10位までの事件に関しては警察関係者らのコメントも掲載されています。
☆『完落ち 警視庁捜査一課「取調室」秘録』 赤石 晋一郎/著 文藝春秋 2021.4(317.7/5633/2021 7114167601)
ロス疑惑、地下鉄サリン事件など、数多くの大事件の捜査に携わった"伝説の刑事"は、いかにして犯罪者を追い詰めたのか。昭和から平成にかけての重大事件取調の様子を明らかにします。
☆『警視庁科学捜査官』 服藤 恵三/著 文藝春秋 2021.3 (317.7/5628/2021 7114096635)
科学捜査官第1号となり、日本の科学捜査の基礎を築いた著者が地下鉄サリン事件など、数々の重大事件の捜査記録を明かします。捜査および鑑定で警察を支える、研究者の戦いの軌跡です。
警視庁の各部署
☆『警視庁機動隊50年の軌跡』 警視庁機動隊創設50周年記念行事実行委員会/編集 警視庁機動隊創設50周年記念行事実行委員会 1999.2 (DT/317.7/5126/1999 7104032920)
警視庁機動隊が昭和23(1948)年警視庁予備隊として創立されてから50周年を迎えたことを記念して発行された図書です。治安警備や災害警備等に当たる部隊である機動隊が出動した様々な事件が年代順に収録されています。
☆『警視庁警察学校100年の歩み』 警視庁警察学校創立100年記念史料編さん委員会/編集 警視庁警察学校 1980(T/0・317/363/G80 1127842410)
警察官の養成機関である警察学校創設100年を記念して発行された図書です。普段うかがい知ることのできない教育内容や歴史がまとめられています。
☆『警視庁音楽隊創設50周年記念誌 1948-1998』 警視庁音楽隊/編 警視庁音楽隊 2000.3(T/0・317/5071/G1 5002199230)
警視庁音楽隊の創設50周年を記念して発行された図書です。交通安全運動など各種行事で演奏する音楽隊ですが、全員警察官で構成されています。
☆『警察犬と共に』 警視庁刑事部鑑識課/編 警視庁刑事部鑑識課 1986(T/0・317/502/G 1124442361)
警察官とともに犯人追跡などを行う警察犬。警視庁警察犬制度発足30周年を記念して刊行された図書です。担当者の記述による、訓練の苦労や事件での活躍などが収録されています。
☆『警視庁術科110年史』 ( 自警文庫 18 ) 警視庁警務部教養課/編 自警会 1988.12(T/789.0/5001/1988 7104417460)
警視庁では剣道・柔道などで心身を鍛え、任務遂行に役立てています。取組内容や歴史、大会記録などがまとめられています。
☆『みなとと百年 東京水上警察署のあゆみ』 東京水上警察署史編集委員会/編 警視庁東京水上警察署創立百周年五団体行事実行委員会 1979(T/0・317/379/G 1124441435)
東京港とその沿岸を警備する東京水上警察署創立百周年を記念して刊行された図書です。明治12(1879)年の発足から現代までの歴史や特色ある事件などがまとめられています。
☆『隊史 発隊10周年記念』 警視庁特科車両隊/編集 警視庁特科車両隊 1979.7(T/317.7/5152/1979 7111110294)
警視庁特科車両隊の創設10周年を記念してまとめられた図書です。特型警備車や各種災害支援車両を使用して災害警備や機動隊の支援を行うなどの活動内容や訓練内容が書かれています。
☆『少年センター10年のあゆみ』 [警視庁防犯部少年第一課/編] 警視庁防犯部少年第一課 1973.3(T/368.7/5004/1973 5012013270)
未成年者の補導などを担当する少年センターが昭和38(1963)年に開設されてから10周年をむかえた記念に刊行された図書です。10年間の歴史や補導記録がまとめられています。
スペシャリストの世界
☆『警視庁似顔絵捜査官001号』 戸島 国雄/著 並木書房 2012.3 (317.7/5403/2012 7100298218)
警視庁の鑑識課で写真係を担当した著者が独学で似顔絵をマスターし、似顔絵捜査に携わった数々のエピソードを収録します。
☆『警視庁検死官』 芹沢 常行/共著 同朋舎出版 1995.6 (4989/3034/95 1127711329)
検死官とは、変死の疑いのある遺体の検死を行い、犯罪性の有無を判断する警察官のことです。3000人の検死を行った著者が語り下した犯罪の実態記録。
☆『警視庁生きものがかり』 福原 秀一郎/著 講談社 2017.8 (317.7/5532/2017 7109294588)
絶滅のおそれのある動植物の密輸・売買事件の捜査をする、希少動物専門の警察官がいます。「警視庁の生きものがかり」として警察功労章を受章した著者が、携わってきた事件とエピソードを紹介するノンフィクション。
☆『マル暴 警視庁暴力団担当刑事』 櫻井 裕一/著 小学館 2021.11 (317.7/5646/2021 7115015480)
暴力団犯罪を専門とする警察の捜査員「マル暴」。警視庁で40年にわたりヤクザ捜査に最前線で携わった剛腕マル暴が、四ツ木斎場暗殺事件、群馬前橋スナック銃乱射事件など社会を震撼させた凶悪事件の捜査秘史を初めて明かします。
☆『風俗警察』 今井 良/[著] KADOKAWA 2019.2(317.7/5571/2019 7111396816)
児童ポルノ所持、違法わいせつ動画、AV出演強要...。風俗をめぐる犯罪を扱う警視庁生活安全部保安課は、飲食店やクラブ、パチンコなど、人間の欲望がうずまく世界で目を光らせます。
警視庁の統計
☆★『警視庁の統計』 (令和4年) 警視庁総務部文書課/編 警視庁総務部(T/317.7/5018/2022 7117211623)
警視庁管内の実態、110番通報、交通事故、鑑識など1年間の事件の件数がまとめられています。警視庁のホームページ内の「警視庁の統計」で平成25年版から最新版まで公開されています。
☆★『警視庁交通年鑑』 (令和4年版) 警視庁交通部交通総務課/編 警視庁交通部(T/681.3/5018/2022 7117128788)
東京の交通情勢の推移、道路状況、自動車保有台数、交通量、交通事故数など1年間の事故や事件の件数がまとめられています。警視庁のホームページ内の「交通統計・交通事故発生状況」で一部の統計が見られます。
警察組織
☆『日本戦後警察史』 官公庁資料編纂会/編集 日本文献編纂会(発売) 1997.2(3177/3188/97 1128231801)
昭和20(1945)年〜平成8(1996)年にかけての旧警察制度から現行制度への変遷がまとめられています。また、警視庁および各道府県警察の年表も収録されています。
☆『特殊部隊SAT "日本警察の切り札"を完全網羅』 イカロス出版 2021.2(317.7/5634/2021 7114214078)
特殊部隊SATは対テロ作戦を担当しており、警視庁をはじめとした7つの本部に設置されています。人質救出や犯人逮捕を目的とした装備・訓練などが多数の写真で紹介されています。
☆『公安警察』 古野 まほろ/[著] 祥伝社 2023.3(317.7/5680/2023 7116982629)
ドラマや小説で、主人公と敵対する公安警察。イメージが先行している公安警察の実際を、元警察官の著者が経験に基づいて解説します。
☆『警察の階級』 古野 まほろ/著 幻冬舎 2020.9(317.7/5620/2020 7113667159)
巡査から警察庁長官まで、日本の警察官の諸階級が順番に解説されています。どの階級にどのような職務内容が割り当てられているのか?昇進の条件は?などがやさしく書かれています。
防犯・防災
☆『60歳から絶対やるべき防犯の基本』 京師 美佳/全面監修 主婦の友社 2023.8(D/368.6/5631/2023 7117250452)
日常生活は、詐欺・強盗・事故などのあらゆる危険にさらされており、いつ何が起こってもおかしくありません。防犯アドバイザーが、シニアに向けて防犯対策を紹介します。
☆『家庭と防犯』 76巻 12号 (2023年12月) 東京防犯協会連合会 p.10-17(雑誌 7117456152)
「都民の安全・安心を守るには!」と題して、警視庁詰め記者や警視庁生活安全部職員等の対談を掲載。特殊詐欺の被害額が増加しているなどの犯罪傾向と今後の取組方針などが解説されています。
☆『プロの防災ヒント180警視庁災害対策課ツイッター』 日本経済新聞出版/編 日経BP日本経済新聞出版 2023.3(369.3/8086/2023 7116429007)
警視庁災害対策課のツイッターで紹介された、ペットボトルで簡単ランタン、10円玉で袋を簡単に開ける方法等、災害時などに役立つ知恵がまとめられています。
☆『エッセ』 42巻 19号 通巻563号 (2023年10月) フジテレビジョン p.99-103(雑誌 7117091605)
「芸人・やす子さん登場 警視庁&自衛隊直伝!プロが教える"バズ防災"術」というタイトルで、地震や水害への対策が掲載されています。
関連リンク集
★「警視庁創立150年記念サイト」(東京都警視庁)
★「警視庁ホームページ」(東京都警視庁)
★「来て、見て、学ぶ ポリスミュージアム」(東京都警視庁)
★「ピーポくんタウン」(東京都警視庁)