ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文へ移動する

ここからグローバルナビです。

グローバルメニューここまでです。

第66弾「世界で《変身》する日本のアニメ」

2014年10月1日

飛雄馬、インドの星になれ! インド版アニメ『巨人の星』誕生秘話

アニメーション監督の宮崎駿さんがアカデミー名誉賞を受賞されることになりました。11月8日にはハリウッドで授賞式があるそうです。
今回は、海外で日本のアニメーションがどのように受け入れられているのかを紹介する本を、ピックアップしました。日本から飛び立ったアニメは、各国でどうなっているのでしょうか。

インド

飛雄馬、インドの星になれ! インド版アニメ『巨人の星』誕生秘話』古賀義章著 講談社 2013年刊

インドに「巨人の星」を売り込みリメイクさせたプロデューサーが、きっかけから第1話放送までの顛末を語ります。現代インドの文化に近づけるべきところと、原作の色を残すために譲れないところ。いったいどんなアニメが出来上がるのか!? スタッフの苦労と情熱がうかがえます。

アメリカ

アニメが「ANIME」になるまで 鉄腕アトム、アメリカを行く』フレッド・ラッド著 ハーヴィー・デネロフ著 久美薫訳 NTT出版 2010年刊

日本のテレビアニメが初めてアメリカに輸入された当時の、関係者の回想記。アメリカで放送するため、どのような変更やプレゼンテーションをしたのかを「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「セーラームーン」など、作品ごとに詳しく解説しています。

アニメの魂 協働する創造の現場』イアン・コンドリー著 島内哲朗訳 NTT出版 2014年刊

アメリカの文化人類学者による、取材に基づいた日本アニメの研究です。日本のアニメの制作現場から、海外ファンがアニメに字幕を付けてオンラインで世界に広める活動「ファンサブ」までを紹介し、著者ならではの広い視野で、アニメに関わるさまざまな事象を分析しています。

中国

中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』遠藤誉著 日経BP社 2008年刊

中国ではアニメ=動画と漫画は合わせて「動漫」と呼ばれており、その中でも日本の「動漫」は1980年生まれ以降の世代に浸透しています。多くのインタビューや調査をもとに、「海賊版」アニメの功罪、日本アニメの何が人々の心をとらえたのかを考察しています。

ロシア

美しすぎるロシア人コスプレイヤー モスクワアニメ文化事情』西田裕希著 東洋書店 2013年刊

ロシアの首都モスクワでは、1年間で100回もの日本のアニメに関するイベントが行われています。アニメファンによってコスプレを中心とした独自の文化が育っているロシア。ロシアのアニメショップ・アニメイベントの実態を多くの写真で紹介するオールカラーのブックレットです。

世界

アニメ文化外交』櫻井孝昌著 筑摩書房(ちくま新書) 2009年刊

ミャンマー、サウジアラビア、チェコ、イタリア、スペイン、ベトナム、ラオス、ドイツ、フランス、世界中に日本のアニメのファンがいます。世界各国で日本のアニメについての講演会を行う著者が、それぞれの国での広がりと、アニメを外交に使う意義について語ります。また、『日本はアニメで再興する クルマと家電が外貨を稼ぐ時代は終わった』(櫻井孝昌著 アスキー・メディアワークス(アスキー新書)2010年刊)では、ロシア、ブラジル、スイス、カナダ、韓国などでの日本アニメの浸透について書いています。

もっとアニメーションのことを知りたくなりましたら、蔵書検索をご利用ください。項目名で「件名」を選択し、「アニメーション」と入力して検索すると、これらの資料を含んだアニメーションに関する資料が見つかります。


ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。