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第16弾「生誕100周年を迎える「ゴジラ」の生みの親」

2010年6月29日

「ゴジラ」東宝特撮未発表資料アーカイブの表紙画像

今年は、ゴジラをはじめ多くの特撮映画を作った映画プロデューサー田中友幸氏(1910〜1997)の生誕100周年の年にあたります。(また、生前は広尾にお住まいでした。)映画『ゴジラ』の第1作目が公開(1954年)されて50年以上たちますが、内外での人気はいまだ根強く、そのためか、昨年より東宝の特撮映画のブルーレイが順次発売されると共に、関連本が続けて出版されています。今回はこれらの資料を紹介したいと思います。

『「ゴジラ」東宝特撮未発表資料アーカイブ プロデューサー田中友幸とその時代』 木原浩勝[ほか]編 角川書店 2010年刊

田中氏の遺品より発見された、怪獣・SF映画の未映像化作品のプロットやシナリオ等(眉村卓・光瀬龍といった著名なSF作家の諸氏が執筆したものもあり。)をまとめた本です。映画ができるまでの面白さと難しさを同時に読みとくことができます。

『東宝特撮総進撃 東宝特撮映画全89作品が巻き起こす世紀の大決闘』 洋泉社 2009年刊

ゴジラ第1作目から『ゴジラ FINAL WARS』(2004年)までの特撮映画を、一作毎にスチール写真と文章で解説したグラビア写真集。間に、みうらじゅん氏が学生時代に作った同人誌『東宝怪獣俳優軍』の再録、初代ゴジラの着ぐるみ俳優だった中島春雄氏へのインタビュー等といった資料価値の高い記事が掲載されています。

『平成ゴジラクロニクル』 川北紘一企画・監修 キネマ旬報社 2009年刊

『ゴジラVSビオランテ』(1989年)から『ゴジラVSデストロイア』(1995年)までの通称「平成ゴジラ」シリーズを、秘蔵の資料やスタッフへのインタビューで回想した記録集で、撮影の様子を写した写真が豊富に載せられている点で貴重です。

『特撮魂 東宝特撮奮戦記』 川北紘一著 洋泉社 2010年刊

「平成ゴジラ」シリーズ全作品の特撮監督を務めた川北絋一監督が、その半生を語った自伝で、東宝特撮映画の全盛時代、斜陽時代、復興時代の裏側が生き生きと語られています。

これらの本を読むと、大リーガーの松井選手のニックネームにもなったゴジラを、映画館の大きなスクリーンでまた見てみたいと思う人もいるのではないでしょうか。


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