第24弾「夢をあきらめないで」
2010年11月10日
夢をあきらめずに、「好き」を天職にイキイキと仕事する人たち。今回は鉄道関連のお仕事(と言っても鉄道会社以外の)についての本をご紹介します。
『買わねぐていいんだ。 -JR東日本で売り上げナンバー1を誇る新幹線アテンダント-』 茂木久美子著 インフォレスト 2010年刊
サブタイトルが語る通り今や超有名人の茂木さん、幼い頃はドラマ「スチュワーデス物語」の堀ちえみさんに憧れたとのこと。学生時代まではなかなか本当にやりたいことがみつからなかったようです。新幹線アテンダントの職を得てからは、次第に自身の個性を生かし工夫を重ねて売り上げを伸ばしていきます。出会いを大切にしたい、熱い想いを伝えたいという気持ちがあふれる1冊です。
『ぼくは「つばめ」のデザイナー -九州新幹線800系誕生物語-』 水戸岡鋭治著 講談社 2004年刊
鉄道ファンならずともその名を知る人気デザイナー水戸岡鋭治さん。先日の都立多摩図書館での講演会も大変盛況でした。いよいよ2011年3月には九州新幹線が全線開通し、新型車両「さくら」も導入されます。絵を描くことが好きだった子ども時代から「つばめ」誕生まで、水戸岡さんの生い立ちやデザインに対する考え方などわかりやすく書かれています。都立多摩図書館の青少年エリアと児童エリアにあります。大人向けをお探しの方は『電車のデザイン』(中公新書ラクレ)といったものもあります。
『電車のデザイン -カラー版-』 (中公新書ラクレ) 水戸岡鋭治著 中央公論新社 2009年刊
『僕はこうして鉄道カメラマンになった -鉄道写真に魅せられて-』 山崎友也著 クラッセ 2009年刊
小学生時代に初めて撮った1枚の鉄道写真を大切にしている山崎さん。中学生の頃には早くも、美しい写真を撮るためのテクニックに気づき始めています。鉄道雑誌の写真家に憧れ日大芸術学部写真学科に入学。一途な想いで夢をカタチにする過程が描かれています。