『東京ベイエリア』の巻
平成24年7月15日
情報サービス課都市・東京情報係
- 「東京都臨海副都心MICE拠点化推進事業で補助制度を新設平成24年度の募集を開始」
(報道発表資料 平成24年3月29日 港湾局)
- 「海の東京湾、光る恐竜橋 ゲートブリッジでライトアップ」
(『朝日新聞』 平成24年4月26日 朝刊39面)
- 「海の灯まつりお台場2012」
(報道発表資料 平成24年6月18日 港湾局東京臨海副都心グループ)
このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、御来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
東京都では、臨海副都心の更なる発展のため、臨海副都心のMICE・国際観光拠点化の推進に資する事業を補助する制度を新設しました。
また、2月12日に開通した東京ゲートブリッジが4月25日より夜間のライトアップを開始し、「海の灯まつりinお台場」などのイベントも開催されています。
今回は、進化する東京のベイエリアに関する資料・情報を、開発計画や橋、環境、レジャーなど多角的にご紹介します。
*MICE:Meeting(企業等の会議)、Incentive travel(報奨・研修旅行)、Convention(国際機関等が行う会議)、Exhibition(イベントや展示会)の総称
☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
東京ベイエリアの開発
☆「特集 東京臨海副都心開発のこれまでとこれから」 『地域開発』 538号 (2009年7月) 日本地域開発センター
これまでの臨海副都心の開発と課題についての特集です。「東京臨海副都心開発に関する年表」もあります。
☆『京浜港共同ビジョン』 東京都港湾局港湾経営部振興課[他]編集 東京都港湾局港湾経営部振興課 2010.2 (T/ 05・683/ 5017/ 2)
東京都、川崎市、横浜市は、平成20年3月に東京港、川崎港、横浜港の連帯を強化することに合意しました。この合意に基づき、京浜三港の将来像や実現に向けた基本戦略や方向性がまとめられています。
☆『東京ベイエリア21』 東京都都市計画局総合計画部開発企画室[他] [編] 東京都都市計画局総合計画部開発企画室 2001.2 (T/ 10・51/ 5018/ G3)
東京臨海地域の役割や目指すべき方向が示されています。長期的な視点に立って、臨海地域の総合的な再編整備を進め、東京の魅力と活力を創造することを目的に策定されたものです。
東京ベイエリアの橋
東京ゲートブリッジ
☆「特集完成! 東京ゲートブリッジのWhat’s new! : 新技術の導入過程とその波及効果(その1)」 『土木学会誌』 97巻 3号 (2012年3月) 土木学会
☆「特集完成! 東京ゲートブリッジのWhat’s new! : 新技術の導入過程とその波及効果(その2)」 『土木学会誌』 97巻 4号 (2012年4月) 土木学会
建設に導入された新技術とその効果について、関係者の座談会など2号にわたり特集を組み、詳しく紹介しています。
☆「東京ゲートブリッジ」 『東京人』 26巻 4号 通巻295号 (2011年4月) 都市出版
建設中の東京ゲートブリッジの様子が紹介されています。
東京レインボーブリッジ
☆『レインボーブリッジ 浜口タカシ写真集』浜口タカシ著 東京新聞出版局 1994.8 (T/ 10・74/ 3006)
四季折々のレインボーブリッジの写真集です。巻末には橋の構造の概要やビューポイントの紹介もあります。
☆「レインボーブリッジ開通15年にあたり」 『東京港』 243号 (2008年7月)東京都港湾振興協会
平成5年に開通したレインボーブリッジの15年間のあゆみや課題について書かれています。付録として高さや長さなどの基本情報がわかる【レインボーブリッジのあれこれ】や橋の全景などの白黒写真も掲載されています。
環境と自然
☆『東京湾 人と自然のかかわりの再生』東京湾海洋環境研究委員会編 恒星社厚生閣 2011.2 (T/ 05・452/ 5003/ 2011)
数多くの執筆者が豊富なデータに基づき様々な角度から、東京湾の再生に向けて学術的に論じています。17の学術組織からなる東京湾海洋環境研究委員会が編集しています。
☆『東京湾調査結果報告書 平成22年度』 東京都環境局自然環境部水環境課編・刊 2012.3 (T/ 519.4/ 5035/ 2010)
東京都では、東京都内湾の水質汚濁の状況を把握するための調査を行っています。平成16年から「東京湾調査」として「赤潮」と「水生生物」に関する調査を隔年で行っており、平成22年度は「水生生物」で、その結果をまとめた報告書です。
☆『江戸前の環境学 海を楽しむ・考える・学びあう12章』 川辺みどり編 河野博編 東京大学出版会 2012.2 (T/ 519.8/ 5056/ 2012)
東京湾を江戸前の海としてとらえ、その恵みを享受していくための取組みについて書かれた本です。「科学」「政策」「教育」の3つの観点から、東京湾と沿岸に暮らす人々が一緒に考えていこうとする東京海洋大学江戸前ESDの実践研究が基礎となっています。
☆『東京湾の魚類 A Photographic Guide to the Fishes in Tokyo Bay』 河野 博監修 加納光樹[他]編 平凡社 2011.12
(T/ 05・487/ 5002/ 2011)
東京湾に生息する魚、約300種類をカラー写真とともに紹介しています。東京湾の水質など環境についても書かれています。また、巻末には訳700種類の東京湾に出現する魚類の一覧表もあります。
☆『東京湾の鳥類 多摩川・三番瀬・小櫃川の鳥たち』 桑原和之[ほか]編 たけしま出版 2000.10 (T/ 10・48/ 5001)
多摩川 河口と東京湾に生息する鳥類の調査報告書です。鳥類相や個体数、生態などが現地調査と資料調査によって詳しく報告されています。
☆『もくもく東京湾 雲の写真集,船上カメラマン、雲を撮る。』 関戸勇著 岩波書店 2011.7 (T/ 748.0/ 5200/ 2011)
船の上から東京湾の変化する雲を撮った写真集です。雲と同時に東京湾各地の様子が楽しめます。
★東京湾再生推進会議 (東京湾再生推進会議)
東京湾の水質改善を目的とし、首都圏にふさわしい東京湾の再生をめざす東京湾再生推進会議のサイトです。再生のための様々な取り組みや調査結果等が紹介されています。
★東京湾便り (東京都島しょ農林水産総合センター)
東京都全域の水産及び島しょの研究および普及指導を行う「東京都島しょ農林水産総合センター」が東京湾についての話題を毎月更新しています。
歴史
☆『江戸東京湾事典』 江戸東京湾研究会編 新人物往来社 1991.5 (T/ 10・20/ 3014)
東京湾の歴史、神仏、昔話、自然、産業、江戸・東京湾をテーマにした芸術や文学作品などの多分野を読み物的に紹介しています。
☆『東京湾の地形・地質と水』 貝塚爽平編 築地書館 1993.5 (東京湾シリーズ) (T/ 10・50/ 3001)
東京湾の形成史や地形や水の流れなど自然的な現象について、基礎的な事項がまとめられています。
☆『東京湾の歴史』 高橋在久編 築地書館 1993.11 (東京湾シリーズ) (T/ 10・20/ 3014)
漁業や塩業などの産業や地名、民謡などの人々の生活や文化的な側面について書かれています。東京湾とその沿岸の文化史がまとめられた本です。
☆『東京湾と品川 よみがえる中世の港町 品川歴史館特別展』 品川区立品川歴史館編 品川区教育委員会 2008.10 (T/ 51・210/ 5014/ 2008)
平成20年に品川区立品川歴史館で開催された特別展の図録です。古代から交通の要所であった品川の中世の港町の側面にスポットをあてて紹介しています。中世の東京湾についても、海運などの記述があります。
東京ベイエリアを楽しむ
☆『東京湾船遊び入門ガイド』 浜中せつお著 舵社 2010.8 (T/ 05・787/ 5005/ 2010)
釣りを中心にしたボート遊びの入門書です。釣りだけでなく、東京湾の魚の生態や東京湾の歴史なども紹介しています。
☆『ogaogaの東京湾クルージングガイド 東京湾を安全に、愉快に遊び尽くそう!』 小川淳著 舵社 2009.9 (T/ 05・785/ 5001/ 2009)
初心者向けに東京湾近郊のクルージングのノウハウを紹介しています。おすすめコースも紹介されています。
☆「特集 どっぷり、東京湾」 『東京人』 23巻 9号 通巻257号 (2008年8月) 都市出版
東京湾の特集です。海岸線の変遷や築地や月島などの水辺散歩や鯨漁などの歴史についても書かれています。
★「東京お台場.net」 (株式会社東京臨海ホールディングス)
「台場・青海・有明エリアの総合的なご案内」として、臨海地域で行われるイベント、おすすめスポット、施設など様々な情報を紹介しています。
★「葛西臨海水族園-東京ズーネット」 (公益財団法人東京動物園協会)
葛西臨海水族園は、東京湾岸地区整備事業の一環として、また、上野動物園開園100周年を記念して計画され、平成元年にオープンしました。マグロの群泳やペンギンの水中遊泳を見ることができます。身近な「東京の海」の展示もあります。