『東京の生きもの』の巻
平成28年9月1日作成
情報サービス課都市・東京情報担当
- 「小笠原諸島世界自然遺産地域登録5周年記念イベントの開催について」
※平成28年5月に 小笠原諸島自然地域遺産登録を記念するイベントが開催されました。
(報道発表資料 平成28年5月27日 環境局) - 「かいぼり後の井の頭池 生きもの博2016」
(報道発表資料 平成28年7月4日 建設局)
このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、ご来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
「東京の生きもの」
平成28年9月2日(金)〜10月5日(水)(休館日:9月16日(金))
小笠原諸島が、平成23年6月に世界自然遺産地域に登録されてから今年で5周年を迎えます。
世界有数の大都市であり、都会のイメージが強く、自然が少ない印象をもたれることも少なくない東京ですが、実際には数多くの野生生物が存在しています。東京は起伏に富んだ地形となっており、高尾山などに広がる森林や奥多摩の河川敷など、動植物が生息、生育していくための環境が数多く存在します。
今回のクローズアップ都市・東京情報では、動物や植物など東京で見られる生きものについて、その生態や種類、保護活動における取り組みなどを、当館所蔵の資料を中心にご紹介します。
*参考
☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
東京の生きもの
東京本土
☆『東京いきもの図鑑』東京いきもの図鑑 前田信二著 メイツ出版 2011.4(RT/462.1/5032/2011)
東京都内で見られる動植物がカラー写真付きで解説されています。
☆『首都圏生きもの記』森達也著 学研パブリッシング 2010.3(T/482.1/5005/2010)
都会で人間と共生する生きものに焦点を当て、写真とともに様々な切り口から語られています。
☆『生き物から見た東京の自然 東京の環境指標種100』「生き物から見た東京の自然」編修 検討委員会/監修 三菱UFJ環境財団 2015.3(T/462.1/5036/2015)
三菱UFJ環境財団の環境教育事業の一環として作成された一冊です。幅広い方々に御覧いただけるよう分かりやすく書かれています。
★こちらのサイトから全文をみることができます。
環境教育事業「啓発図書配布のご案内」公益財団法人三菱UFJ環境財団
☆『江戸東京四季の花を撮ろう 見たい・行きたい・百花爛漫!』萩野矢慶記著 日本カメラ社 2015.4(T/743.6/5003/2015)
東京で見られる花が紹介されています。所在も詳しく書かれているのでガイドブックとしても使えます。
☆『都心の生物 博物画と観察録 1』中野 敬一著,中山 れいこ編集・解説 本の泉社 2015.7(T/35・462/5006/2015)
☆『都心の生物 博物画と観察録 2』中野 敬一著,中山 れいこ編集・解説 本の泉社 2016.3(T/35・462/5006/2)
都心で見られる生物が絵と写真で解説されています。生息場所や飼育方法についても細かく書かれています。
★東京の川にすむ生きもの東京都建設局
東京の川にすむ生きものを調査しています。このサイトでは、5年で一巡する調査結果を報告しています。
★東京の川と海の生き物東京都環境局
都内河川及び東京湾の生物生息の状況について説明しています。
小笠原
☆『小笠原諸島に学ぶ進化論 閉ざされた世界の特異な生き物たち』清水善和著 技術評論社 2010.7(T/19・462/5003/2010)
小笠原の生態系に関する詳しい記述と、自然保護上の問題やそれに対する取り組みが書かれています。
☆『小笠原の植物フィールドガイド』小笠原野生生物研究会著 風土社 2002.6(T/19・472/5001/2002)
小笠原の植物のフィールドガイドです。写真が主となっており、解説は誰でも気軽に読めるよう簡潔に分かりやすく書かれています。
☆『イルカと泳ごう!ヒーリングアイランド小笠原』若月佑輝郎著・写真 ビオ・マガジン 2012.7(T/19・489/5001/2012)
小笠原のイルカとの触れ合うための解説書です。
☆『世界遺産・小笠原』三好和義著 朝日新聞出版 2011.9(T/19・748/5001/2011)5021112367
小笠原諸島の自然を収めた写真集です。動植物が色鮮やかに美しく映されています。
★小笠原自然情報センター環境省
小笠原の価値を守ることを目的とした組織です。自然保護の取り組みが主に紹介されていますが、フォトギャラリーなども見ることができます。
都会と動物
☆『東京消える生き物増える生き物』川上洋一著 メディアファクトリー 2011.12(T/482.1/5006/2011)
東京から姿を消した生き物、反対に都会に順応し増えた生き物について、その実態が書かれています。
☆『タヌキたちのびっくり東京生活 都市と野生動物の新しい共存』宮本拓海共著,しおやてるこ共著,都市動物研究会共著 技術評論社 2008.7(T/48905/5005/2008)
近年東京でも見られるようになったタヌキの実態を中心に、都市と野生動物の関係性について語られています。
☆『タヌキの伝言 東京のタヌキからあなたへ』萩原恵子著 けやき出版 2003.3(T/489.5/5002/2003)
同じく東京で見られるタヌキに関する本です。複数の方が体験したタヌキに関するエピソードが書かれています。
保護活動
☆『レッドデータブック東京2013 東京都の保護上重要な野生生物種 (本土部) 解説版』東京都環境局自然環境部編 東京都環境局自然環境部 2013.3(T/462.1/5035/1)
☆『レッドデータブック東京2014 東京都の保護上重要な野生生物種 (島しょ部) 解説版』東京都環境局自然環境部編 東京都環境局自然環境部 2014.3(T/462.1/5035/2)
東京都が公表している絶滅危惧野生生物のリストです。種ごとに絶滅危惧のリストが載っており、それぞれ生態や分布も解説されています。
★レッドデータブック東京都環境局
「東京都の保護上重要な野生生物種」(本土部)2010年版、「東京都の保護上重要な野生生物種」(島しょ部)2011年版を読むことができます。
☆『野生生物との共生をめざして 東京都野生生物保護育成指針』東京都環境保全局自然保護部編 東京都環境保全局自然保護部 2000.3(T/0・460/5001/GA)
野生生物との共生を目指していく上での手法やあり方について、東京都の地域特性を踏まえてまとめられています。
☆『野生生物保全センター事業報告書 (平成25年度版)』東京動物園協会多摩動物公園編 東京動物園協会多摩動物公園 2014.5(T/480.9/5007/2013)
野生生物の繁殖、保全に関する活動を行うため、2006年4月に設立された多摩動物公園に属する組織です。保全対象となっている野生生物に関する活動内容が種別に紹介されています。
☆『トキもツルもいた江戸のゆたかな自然 平成22年度第1回企画展』東京都公園協会編 東京都公園協会 2010.5(T/462.1/5029/2010)
☆『世界と地域の生物を支える東京の公園 東京の公園が担う生物多様性 平成22年度第2回企画展』東京都公園協会編 東京都公園協会 2010.10(T/519.8/5055/2010)
2010年に「江戸・東京の生物多様性」をテーマに東京都公園協会が行った企画展の紹介資料です。
☆『「いきもの広場」モニタリングと維持管理委託 報告書 平成25年度』東京動物園協会井の頭自然文化園編 東京動物園協会井の頭自然文化園 2014.3(T/480.7/5058/2013)
身近ないきものとの出会いを楽しむ場、身近な生き物のにぎわいを感じられる場として、吉祥寺の井の頭自然文化園内に2012年に作られた「いきもの広場」の活動が紹介されています。