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『小笠原諸島返還50周年』の巻

平成30年6月7日

このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、ご来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。


以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館1階の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
「小笠原諸島返還50周年」
平成30年6月7日(金)〜7月4日(水)(休館日:6月12日(火)〜6月21日(木))


小笠原諸島は昭和43(1968)年6月26日に、米国の統治下から日本へ返還されました。平成30(2018)年は日本への返還50周年にあたります。
小笠原諸島というと、世界自然遺産にも登録されている独自の自然環境や生物進化に目が行きがちですが、実はそこに住む人々の歴史や文化も、日本と太平洋・欧米系の文化が混ざり合い、また戦争という悲劇を挟んだ特異なものとなっています。
今回のクローズアップ都市・東京情報では、小笠原諸島の人にまつわる歴史や文化、世界遺産となっている自然について、当館所蔵の資料を中心にご紹介します。

☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。

小笠原の歴史

『小笠原諸島をめぐる世界史』 松尾龍之介著 弦書房 2014.5(T/ 19・210/ 5011/ 2014)

小笠原諸島の発見から、幕末に小笠原諸島が日本の領土と認められるまでの近代外交史です。巻末に主要関連年表や参考文献が掲載されています。

『小笠原諸島歴史日記 小笠原を知るには歴史を探ろう 上・中・下巻』辻友衛編纂 近代文芸社 1995.12(T/ 88・20/ 3008/ 1〜3)

小笠原諸島について書かれている文献の記述を日付順に編纂したものです。上巻が天文12年(1543年)から昭和20年(1945年)まで、中巻が昭和21年(1946年)から昭和55年(1980年)まで、下巻が昭和56年(1981年)から平成6年(1994年)までを収録しています。

『幕末の小笠原 欧米の捕鯨船で栄えた緑の島』田中弘之著 中央公論社 1997.10(中公新書 1388)(T/ 88・25/ 3002/)

19世紀の小笠原諸島は捕鯨の拠点として世界的に注目されており、日英米間の領有権をめぐる歴史が書かれています。

太平洋戦争と日本への返還

『硫黄島と小笠原をめぐる日米関係』 ロバート・D.エルドリッヂ著 南方新社 2008.8(小笠原シリーズ 5)(T/ 19・319/ 5001/ 2008)

米国による小笠原諸島の占領、統治下の様子、返還交渉の過程等について、米日関係者へのインタビューや米日政府機密文書を基に書かれています。

『核密約から沖縄問題へ 小笠原返還の政治史』真崎翔著 名古屋大学出版会 2017.4(319.1/ 6328/ 2017)

小笠原返還交渉に焦点を当て、小笠原研究者の視点から沖縄返還交渉について考察しています。

『小笠原クロニクル 国境の揺れた島』 山口遼子著 中央公論新社 2005.7(中公新書ラクレ 185)(T/ 19・210/ 5006/ 2005)

小笠原島民自らの語りによって、戦争に翻弄される様子やアメリカ占領・日本返還、戦後の生活が明らかにされています。

『かえってきた小笠原 父島・母島-ああ硫黄島』 [東京新聞編] [東京新聞] [1968](T/ 19・290/ 5002/ 1968)

小笠原諸島返還を記念して発行された、小笠原諸島を紹介する冊子です。戦時中の強制引き揚げの回顧録や硫黄島の激戦についても記載されています。

『小笠原諸島返還30周年記念誌 過去と現在から未来を展望する』小笠原協会編集小笠原諸島返還30周年記念誌編集委員会編集 小笠原諸島返還30周年記念事業実行委員会 1998.10(T/ 88・20/ 3010/)

小笠原諸島の島民やゆかりの人々が、小笠原諸島返還30周年を振り返っての思い出を語っています。返還30年のあゆみや小笠原の歴史年表、概要、写真集、愛唱歌も掲載しています。

『小笠原諸島強制疎開から50年記録誌』 小笠原諸島強制疎開から50年記録誌編纂委員会編集 小笠原諸島強制疎開から50年の集い実行委員会 1995(T/ 88・26/ 3001/ )

強制疎開を体験した人たちの論文、感想文、聞き取り調査の記録です。強制疎開前の暮らしや強制疎開、復帰までの日々、復興の日々等の思い出が書かれています。

『小笠原 公益財団法人小笠原協会創立五十周年史』 小笠原協会著 小笠原協会 2016.3(T/ 19・290/ 5030/ 2016)

小笠原協会は、小笠原諸島の日本復帰と本土に強制疎開をされた旧島民の帰島促進をめざして設立された団体です。小笠原諸島返還や島民の帰島の様子が書かれています。

小笠原の文化

『小笠原学ことはじめ』 ダニエル・ロング編著 南方新社 2002.9(小笠原シリーズ 1)(T/ 19・290/ 5009/ 2002)

小笠原諸島には、太平洋の各地及び西洋諸国からやってきた「欧米系島民」や、八丈島をはじめとする日本各地からやってきた「日系島民」など、多種多様なルーツと文化を持つ人々がいます。こうした小笠原諸島の多民族、多文化、多言語社会の歴史的背景と現状を考察しています。

『小笠原100の素顔 1 ボニン』東京農大小笠原100の素顔編集委員会編 東京農業大学出版会 2004.4(もうひとつのガイドブック)(T/ 19・290/ 5006/ 1)

小笠原を愛する人々総勢64名の著者が、行政、医療、住宅、交通、イベント、食べ物といった島でのリアルな生活を紹介しています。

『小笠原ハンドブック 歴史、文化、海の生物、陸の生物』ダニエル・ロング編著稲葉慎編著 南方新社 2004.9(小笠原シリーズ 2)(T/ 19・210/ 5003/ 2004 5009601038)

小笠原のことが「もう少し知りたい」人のためのガイドブックです。歴史、文化、海の生物、陸の生物について、簡単にまとめています。各章の後に、より詳しく知りたい人向けの文献リストを挙げています。

『小笠原ことばしゃべる辞典』ダニエル・ロング編 橋本直幸編 南方新社 2005.5(小笠原シリーズ 3)(RT/ 19・818/ 5001/ 2005)

英語と日本語が混ざった小笠原独特の「混合言語」の辞典です。1,400を超える小笠原言葉を掲載しています。

『硫黄島クロニクル 年代記,島民の運命』夏井坂聡子著 石原俊監修 全国硫黄島島民の会 2016.3(T/ 19・290/ 5029/ 2016)

硫黄島の歴史や暮らしについて、硫黄島島民の声も交えて紹介されています。

『伊豆諸島・小笠原諸島民俗誌』伊豆諸島・小笠原諸島民俗誌編纂委員会編集 東京都島嶼町村一部事務組合 1993(T/ 80・38/ 3001/)

伊豆諸島及び小笠原諸島の生活、文化、伝統、習慣等をまとめた民俗誌です。資料編として、各島の交通や地勢、自然環境、文化財、諸統計が掲載されています。

小笠原の自然

『小笠原案内 気象・自然・歴史・文化』真木太一著 真木みどり著 南方新社 2012.9(小笠原シリーズ 6)(T/ 19・290/ 5025/ 2012)

気象・天候を中心に、自然環境、動植物、農業、島の歴史、文化など多方面にわたり、コラムも設けてわかりやすく解説しています。

『小笠原100の素顔 2 ドンガラ』東京農大小笠原100の素顔編集委員会編 東京農業大学出版会 2004.3(もうひとつのガイドブック)(T/ 19・290/ 5006/ 2)

小笠原の島民やかつて島の振興に従事された方々62人が、各自の視点から小笠原の自然や農業について語っています。

『小笠原諸島に学ぶ進化論 閉ざされた世界の特異な生き物たち』 清水善和著 技術評論社 2010.7(知りたい!サイエンス 081)(T/ 19・462/ 5003/ 2010)

小笠原諸島の特異な自然について、歴史的背景や生物の由来、ユニークな生物たちとその進化の実際を解説しています。また、現在直面している自然保護上の問題と取り組みも紹介しています。

『小笠原の植物フィールドガイド』小笠原野生生物研究会著 風土社 2002.6(T/ 19・472/ 5001/ 2002)
『小笠原の植物フィールドガイド 2』小笠原野生生物研究会著 風土社 2008.4(T/ 19・472/ 5001/ 2)

父島や母島で一般の人でも見ることのできる植物にしぼって、シダ植物、山地の植物、人里の植物、海岸の植物に分けてガイドしています。くわえて希少植物も紹介しています。

『小笠原諸島固有植物ガイド』豊田武司著 ウッズプレス 2014.12(T/ 19・472/ 5003/ 2014)

世界自然遺産登録後初めての総合的「固有植物」ガイドです。

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