『東京都の歴史的建造物』の巻
平成30年7月5日
情報サービス課都市・東京情報担当
- 歴史的建造物保存のチャリティイベントを開催
(報道発表2018年6月20日 都市整備局) - 東京都選定歴史的建造物を1件新たに選定しました
(報道発表2018年4月19日 都市整備局) - 駅舎西洋風な荘厳なつくり 京成「旧博物動物園駅」一般公開へ改修
(2018年6月20日 東京新聞 朝刊6面)
このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、ご来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館1階の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
「東京都の歴史的建造物」
平成30年7月6日(金)〜 8月1日(水)(休館日:7月20日(金))
明治以降、東京では次々と西洋文化を取り入れた近代建築が生まれ、町づくりに大きな影響を与えてきました。東京都では、東京都景観条例に基づき、原則として建設後50年を経過した歴史的価値を有する建造物で景観上重要なものを、「東京都選定歴史的建造物」として選定しています。2018年4月には、「旧博物館動物園駅駅舎」が新たに選定されました。「旧博物館動物園駅」は、鉄道施設としては初めて都選定歴史的建造物に選定され、現在は、秋頃の一般公開を目指して改修工事が進められています。
今回のクローズアップ都市・東京情報では、近年新たに選定された都選定歴史的建造物や、東京都の近代建築に関する資料をご紹介します。
☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
「東京都選定歴史的建造物」について
☆『東京都選定歴史的建造物と特に景観上重要な歴史的建造物等 歴史的な資源を生かした景観づくり』 [東京都都市整備局都市づくり政策部緑地景観課編] 東京都都市整備局都市づくり政策部緑地景観課 2016.3(T/ 520.2/ 5002/ 2016)
「東京都景観条例」に定める東京都選定歴史的建造物及び特に景観上重要な歴史的建造物等の概要を写真付きで紹介しています。
☆『歴史的景観保全の指針』 東京都生活文化局文化振興部振興都市美担当編集 東京都生活文化局文化振興部都市美担当 2003.3(T/ 518.8/ 5153/ 2003)
★「都選定歴史的建造物一覧」 東京都都市整備局
★「特に景観上重要な歴史的建造物等一覧」 東京都都市整備局
★「国指定文化財等指定データベース」 文化庁
新たに選定された「東京都選定歴史的建造物」について
平成29年度・平成30年度には、新たに14件の都選定歴史的建造物が選定されています(2018年6月24日現在)。
☆『吉阪隆正 大学セミナーハウス』 東吉阪 隆正[作], 齊藤 祐子編著, 北田 英治写真 建築資料研究社 2016.11(D/ 526.3/ 5136/ 2016)
☆『大学を開く 大学セミナー・ハウス創立十年史・開館七年史』 大学セミナー・ハウス 1974(3770/ 37/ 1A)
☆『「塔の家」白書 六坪に住んだ二〇年』 (住まい学大系10)東孝光[ほか]著 住まいの図書館出版局 1988.3(5270/ 246/ 88)
☆『ヒルサイドテラス+ウエストの世界 都市・建築・空間とその生活』 槇 文彦編著 鹿島出版会 2006.4(DT/ 48・527/ 5001/ 2006)
☆『ヒルサイドテラス物語 朝倉家と代官山のまちづくり』 前田 礼著 現代企画室 2002.12(T/ 48・523/ 5001/ 2002)
☆『ヒルサイドテラス白書』 (住まい学大系071) 槇 文彦編著 住まいのc図書館出版局 1995.12(5278/ 3032/ 95)
☆『M in M project 1991-2001 博物館動物園駅の進化と再生』 若松 久男監修, 若松 久男編著, 上野の杜芸術フォーラム編著 ミュゼ 2002.1(T/ 31・526/ 5001/ 2002)
☆「そっと訪ねたい 東京宗教建築」『東京人』21巻8号 通巻229号(2006年7月)
☆「特集 残したい、伝えたい 東京モダニズム建築」『東京人』32巻5号 通巻383号(2017年5月)
東京都の近代建築について
☆『東京レトロ建築さんぽ』 倉方 俊輔著, 下村 しのぶ写真 エクスナレッジ 2016.11(T/ 523.1/ 5084/ 2016)
☆『東京建築さんぽマップ 厳選50ルートから選べる』 最新版 松田 力執筆・写真撮影 エクスナレッジ 2016.1(T/ 523.1/ 5066/ 2016)
☆『ここだけは見ておきたい東京の近代建築 1』 小林 一郎著 吉川弘文館 2014.7(T/ 523.1/ 5075/ 1)
☆『ここだけは見ておきたい東京の近代建築 2』 小林 一郎著 吉川弘文館 2014.9(T/ 523.1/ 5075/ 2)
☆『時代の地図で巡る東京建築マップ』 米山 勇著 エクスナレッジ 2013.7(T/ 521.6/ 5019/ 2013)
☆『20世紀東京の建築遺産50選』 東京建築士会編 東京建築士会 2002.5(T/ 523.1/ 5010/ 2002)
☆『東京建築懐古録』 読売新聞社編 読売新聞社 1988.9(T/ 0・520/ 3003/)
☆『東京建築懐古録 2』 読売新聞社編 読売新聞社 1991.3(T/ 0・520/ 3003/ 2)
☆『東京建築懐古録 3』 読売新聞社編 読売新聞社 1991.12(T/ 0・520/ 3003/ 3)
☆『建築の東京』 都市美協会編 都市美協会 1935.8(DT/ 0・520/ 72/ )
関連サイト
資料館では、2018年9月9日(日)までの会期で平成30年度収蔵品展「建築からまちへ1945-1970 戦後の都市へのまなざし」を開催しており、坂倉準三、吉阪隆正+U研究室、大髙正人の建築資料や、池辺陽の「渋谷区復興計画案」の全容も紹介しています。