『関東大震災(防災)』の巻
平成30年9月6日
情報サービス課都市・東京情報担当
- 「想定し得る最大規模の高潮による浸水想定区域図を作成しました」 (報道発表 平成30(2018)年3月30日 港湾局 建設局)
- 「江東5区「水害で2週間以上浸水」250万人域外避難計画」 (2018年8月22日 東京新聞 夕刊1面)
このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。 さらに詳しい情報をお求めの場合には、御来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館1階の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。 「関東大震災(防災)」 平成30年9月7日(金)〜 10月3日(水) (休館日:9月21日(金))
大正12年(1923)年9月1日に発生した関東大震災は、首都圏を中心に甚大な被害をもたらしました。また、近年では、地球温暖化による海水温の上昇、大気の不安定化などにより、台風の強大化や短期集中豪雨による被害が出ています。これらの教訓を踏まえ、東京都は「東京都防災ホームページ」において、防災の知識、発災時や事前の備えに役立つ情報等を発信しています。今回のクローズアップ都市・東京情報では、関東大震災や防災に関する資料をご紹介します。
☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
関東大震災について
☆『関東大震災 1923年、東京は被災地だった』武村雅之監修, 北原糸子監修 東京防災救急協会 2013.3(T/ 369.3/ 5355/ 2013)
東京での地震の備えは東京で起きた震災に学ぶことが必要であると考え、消防博物館の史料を掘り起こし、これらを取りまとめ、写真や図などを多く取り入れてわかりやすくまとめた資料です。
☆『関東大震災と東京の復興 定点観測者としての通信社』新聞通信調査会編, 共同通信社編武村雅之監修 新聞通信調査会 2012.2(T/ 369.3/ 5328/ 2012)
2012年2月1日から2月29日まで、東京駅前地下広場で開催された写真展の図録です。
☆『関東大震災 写真集』 北原 糸子編 吉川弘文館 2010.4(DT/ 369.3/ 5283/ 2010)
航空写真をふんだんに取り入れた資料です。震災当時は、「大正大震火災」などと呼ばれ、地震の被害も大きかったのですが、それ以上に火災による被害で圧倒的に多くの人々が亡くなりました。
☆『東京消失 関東大震災の秘録』 小川 益生監修, 小櫻 景如編集 文藝春秋企画出版部,文藝春秋(発売) 2010.6(DT/ 369.3/ 5195/ 2006)
忘災から、真の防災へと変革するために「関東大震災の恐怖」を再認識し、新しい世代に巨大地震到来の現状を知ってもらいたいと制作された映画と資料です。
☆『未曾有の大災害と地震学 関東大震災』 武村 雅之著 古今書院 2009.9(369.3/ 5582/ 6
シリーズ繰り返す自然災害を知る・防ぐの第6巻。
☆『地図にみる関東大震災 震災直後の調査地図の初公開』 歴史地震研究会編集 日本地図センター 2008.9(T/ 453.2/ 5021/ 2008)
平成20年9月9日から11月3日まで、地図と測量の科学館で開催された企画展の図録です。地震直後に実施した測地測量結果から、大地がどのように変動したのかを明らかにします。
☆『関東大震災 消防・医療・ボランティアから検証する』 鈴木 淳著 筑摩書房 2004.12(369.3/ 5256/ 2004)
首相から一般市民まで、大震災に立ち向かった人々の一週間あまりの活動に焦点を当て、忘れられた大災害の全体像に迫ります。
☆『1923関東大震災報告書 第1編』 [中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会編] 中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会 2006.7(D/ 369.3/ 5472/ 1)
関東大震災の詳細な報告書。
☆『関東大震災 大東京圏の揺れを知る』 武村 雅之著 鹿島出版会 2003.5(T/ 453.2/ 5016/ 2003)
多くの人が残した体験談から関東地震の揺れを明らかにして、地震防災を考えていきます。
☆『関東大震災と安政江戸地震』 東京都江戸東京博物館調査報告書 第10集 東京都江戸東京博物館都市歴史研究室編集 東京都江戸東京博物館 2000.3(T/ 0・450/ 5012)
未発表のデータや関東大震災の体験インタビュー記録等を基に、二大地震を再検証し、巨大都市東京の抱える問題点を明らかにしていきます。
☆『池田遙邨関東大震災スケッチ展 新発見の作品を中心に』 池田 遙邨[画], 朝日新聞社編集 朝日新聞社 c1998(T/ 0・260/ 3084/ A)
1998年9月12日から9月30日まで、有楽町朝日ギャラリーで開催された展覧会の図録です。
東京都発行の防災資料について
☆『東京くらし防災 わたしの「いつも」が、いのちを救う。』 東京都総務局総合防災部防災管理課編集 東京都総務局総合防災部防災管理課 2018.3(T/ 369.3/ 5474/ 2018)
毎日の行動や習慣にちょっとした工夫や発想を加えるだけで、防災が暮らしの中ではじまります。
☆『あなたのまちの地域危険度 第8回 (平成30年) 地震に関する地域危険度測定調査』 東京都都市整備局市街地整備部防災都市づくり課編集 東京都都市整備局市街地整備部防災都市づくり課 2018.2(T/ 369.3/ 5096/ 2018)
東京都震災対策条例に基づき、おおむね5年ごとに調査を行い公表しています。
☆『東京都防災ガイドブック』 東京都総務局総合防災部防災管理課編 東京都総務局総合防災部防災管理課 2017.3(T/ 369.3/ 5379/ 2017)
東京都が行っている防災への取り組みを解説します。
☆『防災都市づくり推進計画 (改定) 「燃えない」「倒れない」震災に強い安全・安心な都市の実現を目指して』 東京都都市整備局市街地整備部防災都市づくり課編 東京都都市整備局市街地整備部防災都市づくり課 2016.3(T/ 369.3/ 5117/ 2016)
大地震から都民や首都機能を守るため、最新の地域危険度等の調査結果やこれまでの取組の成果や課題を踏まえた効果的な施策を展開し、早期に市街地の防災性を確保するため、計画を改訂しました。
☆『東京都国土強靭化地域計画』 東京都総務局総合防災部防災管理課編集 東京都総務局総合防災部防災管理課 2016.1(T/ 369.3/ 5437/ 2)
様々な自然災害から都民や首都機能を守るため、東京の防災上の弱点を明らかにした上で、弱点の克服に向けた事業を着実に進めるための指針を策定しました。
☆『首都直下地震等対処要領 改定版』 東京都総務局総合防災部防災対策課編集 東京都総務局総合防災部防災対策課 2016.3(T/ 369.3/ 5395/ 2016)
発災後72時間を中心に取り組む基本的な連携の内容と手順を示すマニュアルを策定しました。
☆『東京都の地震時における地域別延焼危険度測定 第9回』 東京消防庁防災部震災対策課編集 東京消防庁 2016.3(T/ 369.3/ 5129/ 9)
震災時に発生した火災が燃え広がる危険性を地域ごとに評価するため、おおむね5年ごとに実施し公表しています。
☆『東京防災 今やろう。災害から身を守る全てを。』 東京都総務局総合防災部防災管理課編集 東京都総務局総合防災部防災管理課 2015.9(T/ 369.3/ 5436/ 2015)
東京の多様な地域特性、都市構造、都民のライフスタイルなどを考慮してつくられた、完全東京仕様の防災ブックです。
☆『大規模自然災害に対する脆弱性の評価の結果』 東京都防災会議[著] [東京都総務局総合防災部] 2015.6(T/ 369.3/ 5431/ 2015)
最悪の事態を回避するための施策群ごと及び施策分野ごとに行った総合的な評価と、施策群ごとに設定した重要業績指標の現状値を取りまとめました。
☆『東京の防災プラン 世界一安全・安心な都市を目指して』 東京都総務局総合防災部防災管理課編集 東京都総務局総合防災部防災管理課 2014.12(T/ 369.3/ 5416/ 2014)
自然災害に対して、2020年を目標に対策を工程表として定めています。
☆『東京都豪雨対策基本方針 改訂』 東京都都市整備局都市基盤部調整課編集 東京都都市整備局都市基盤部調整課 2014.6(T/ 369.3/ 5221/ 2014)
基本方針を見直し、豪雨へのより一層の対策強化を図りました。
☆『首都直下地震等による東京の被害想定報告書』 東京都防災会議編 東京都防災会議 2012.5(T/ 369.3/ 5330/ 2012)
東日本大震災の経験を踏まえ、首都直下地震など東京を襲う大規模地震に対して、より確かな備えを講じていくための改訂版です。
☆『東京都地下空間浸水対策ガイドライン 地下空間を水害から守るために』 [東京都都市整備局都市基盤部施設計画課/編] 東京都 2008.9(T/ 369.3/ 5254/ 2008)
浸水被害に強い家づくり・まちづくり対策を推進するため、具体的対策や配慮すべき事項等を指針としてとりまとめたものです。
☆『津波に関する標識及び津波ハザードマップ基本図』 東京都総務局総合防災部編 東京都総務局総合防災部 2006.5(DT/ 10・369/ 5002/ 2006)
津波に関する標識と島嶼のハザードマップです。
☆『地域危険度一覧表(町丁目別)』 東京都都市計画局開発計画部管理課編 東京都都市計画局開発計画部管理課 1998.3(T/ 369.3/ 5277/ 1998)
地震に関する地域危険度測定調査結果(第4回)です。
★「東京都防災ホームページ」 東京都
防災・災害などの情報がわかります。
★「防災・災害対策」港区
港区の防災・災害対策ホームページです。
★「江東5区大規模水害ハザードマップ・江東5区大規模水害広域避難計画」墨田区・江東区・足立区・葛飾区・江戸川区
平成30年8月22日の「第3回 江東5区広域避難推進協議会」にて発表したものです。
その他の防災資料について
☆『港区津波ハザードマップ』 [港区防災危機管理室防災課/編] [港区防災危機管理室防災課] 2017.3(T/ 35・369/ 5030/ 2017)
防潮施設が健全に機能し、液状化による沈下が発生しない場合と防潮施設のすべてが損傷等により機能せず、液状化により沈下が発生した場合のハザードマップです。
☆『港区浸水ハザードマップ』 [港区街づくり支援部土木課/編] [港区街づくり支援部土木課] 2016.5(T/ 35・369/ 5006/ 2016)
下水道や河川の排水能力を大きく超える激しい雨が降った場合に、浸水が発生する地域を予想した地図です。
☆『防火・防災管理の知識 改訂版』 東京消防庁監修 東京防災救急協会 2017.4(T/ 369.3/ 5270/ 2017)
防火管理者としての業務遂行の基本事項について解説した実務書。
☆『知らなきゃよかった!東京23区格差 統計データで見えてくるTOKYO裏ハザードマップ』 青山 佾監修, 造事務所編著 三才ブックス 2016.9(T/ 302.1/ 5045/ 2016)
23区に横たわる、さまざまな格差をあぶり出します。
☆『防災・減災につなげるハザードマップの活かし方』鈴木 康弘編 岩波書店 2015.3(369.3/ 6940/ 2015)
ハザードマップとは何か、どのように役立つか、その活用法を解説します。
☆『巨大地震発生!! その時の行動が、生死を分ける!』 和田 隆昌監修 ベストセラーズ 2011.9(T/ 369.3/ 5301/ 2011)
これまでの防災知識は通用しない!!「いかに最悪の状況を想定して、行動できるか」が、あなたの生死にかかわってくる!
☆『あなたの命を守る大地震東京危険度マップ 東京23区+多摩地区』 中林 一樹監修 朝日出版社 2005.6(T/ 369.3/ 5151/ 2005)
避難ルートが一目瞭然!自宅や職場・学校からの避難場所・避難道路がわかる!
☆『完全シミュレーション東京直下型大地震 場所別生存確率徹底検証』 ネコ・パブリッシング 2005.2(T/ 369.3/ 5156/ 2005)
南関東でのM7級地震発生確率70%!あなたはその時どこにいるのか?その時、アナタが生き残る方法は?
☆『東京直下大地震生き残り地図 あなたは震度6強を生き抜くことができるか?!』 目黒 公郎監修 旬報社 2005.9(T/ 369.3/ 5169/ 2005)
今からできる防災対策ガイドが満載!!
☆『東京が危ない!警告・巨大地震の再来! '03年版』 地震災害対策研究会編 ぶんか社 2003.9(T/ 369.3/ 5116/ 2003)
1980年ごろから南関東一帯では、それまでの地震発生頻度を上回る地震が起きるようになり、いつ地震が起きても不思議ではない時期にさしかかったのである。