『豊洲市場への移転と東京の市場』の巻
平成30年10月4日
情報サービス課都市・東京情報担当
- 「小池知事 豊洲移転発表記者会見」
(報道発表 平成29(2017)年12月20日)
2017年12月20日、小池百合子東京都知事は、2018年10月11日(木曜日)に東京都の新中央卸売市場、豊洲市場を開場させると発表しました。
- 「移転に関する調査及び工事の実施状況」(中央卸売市場ホームページ)
問題となった豊洲の土壌汚染対策工事の経緯と行った対策について説明しています。
このコーナーでは、都政や東京のニュースや話題をとりあげ、インターネット情報と都立図書館の資料をご紹介します。
さらに詳しい情報をお求めの場合には、御来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。
以下の期間中、このページで紹介している資料を都立中央図書館1階の都市・東京情報コーナーで展示しています。ぜひご来館ください。
「豊洲市場への移転と東京の市場」
平成30年10月5日(金)〜 10月31日(水)
(休館日:10月19日(金))
江戸時代から300年以上続いた日本橋魚河岸。関東大震災での壊滅を機に昭和10(1935)年に開場した築地市場。そして今年、83年の歴史に幕を下ろす築地市場にかわって10月11日に開場する豊洲市場。市場は常に江戸・東京の人々の食を支えてきました。また近年、築地市場と言えば世界一魚が集まる最大の市場としても知られています。今回の展示では、土壌汚染問題等で揺れた豊洲市場の開場、築地市場や日本橋魚河岸の歴史、東京都に11ある市場について当館所蔵の資料で紹介します。
☆印は都立中央図書館所蔵の資料です。★印はインターネットのホームページで関連の情報を見ることができます。
魚河岸・青果市場・市場の歴史
☆『東京都中央卸売市場史 上巻』 東京都 1958(0967/T998/T4-1)
☆『東京都中央卸売市場史 下巻』 東京都中央卸売市場 1963(0967/T998/T4-2)
☆『東京都中央卸売市場史 続編』 東京都中央卸売市場環境整備協会編集 東京都中央卸売市場 1993(0967/T998/T4-3)
☆『東京都中央卸売市場史 続編 年表』 東京都中央卸売市場環境整備協会編集 東京都中央卸売市場 1993(R/0967/T998/T4-4)
日本橋魚市場の時代から平成5年までの東京の市場についてまとめられている資料です。
☆『東京都中央卸売市場50年のあゆみ』 東京都中央卸売市場 1985(T/0・675/83/G)
中央卸売市場50年の歩みについてまとめた資料です。東京の市場の起源についても書かれています。
☆『やっちゃ場伝 競り人伊勢長日誌』 改訂版 江戸青果物研究連合会 2003.4(T/675.5/5026/2003)
やっちゃ場とは青物市場のこと。青物市場での商売日誌によって江戸時代から昭和までの商売の日常や世相などを紹介している資料です。
☆『江戸グルメ誕生』 山田順子著 2010.11(T/383.8/5034/2010)
テレビや映画の時代考証を仕事にしている作者が書いた江戸時代の食べものについてまとめた資料です。第四章で青物市場(やっちゃ場)について、第五章で魚河岸について書いています。
☆『日本橋魚市場の歴史』 岡本信男・木戸憲成共著 1985(T/33・67/18)
日本橋魚市場の創成期から300年以上に及ぶ歴史、明治維新政府の東京都市計画の一環として出された移転問題の出現までについて書かれた資料です。
☆『日本橋魚河岸物語』 尾村幸三郎著 青蛙房 1984.2(T/33・67/15/ )
東京の魚河岸誕生までの歴史、魚河岸会話や魚河岸を取り巻く町の様子、魚河岸の仕事、そして中央卸売市場開設までを紹介しています。
☆『日本橋魚河岸 森火山画集』 森火山著 東京魚市場卸協同組合 1977.8(DT/33・67/7)
東京魚市場卸協同組合創立二十五周年を記念して出版された画集です。森火山画伯が江戸開府期から関東大震災が発生した頃までの日本橋魚河岸の人物や風俗、風物を写実的なスケッチで描いており、画中のコメントにより当時の様子がよくわかります。
東京都の卸売市場
☆『東京都中央卸売市場年報 水産物編 平成29年』 (T/657.5/5012/2017)
☆『東京都中央卸売市場年報 農産物編 平成29年』 (T/657.5/5011/2017)
☆『東京都中央卸売市場年報 花き編 平成29年』 (T/657.5/5010/2017)
☆『東京都中央卸売市場年報 畜産物編 平成29年』 (T/657.5/5013/2017)
東京都で毎年出している中央卸売市場に関する統計年報です。各卸売業者から毎月提出されるデータを基にまとめており、インターネットでも公表されています。
★市場統計情報(月報・年報) 東京都中央卸売市場
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/torihiki/geppo/
インターネット上の市場統計情報ページです。
☆『四十年そして未来へ』 東京食肉市場 [2007](DT/673.5/5013/2007)
港区港南になる東京食肉市場の卸売業者の団体、東京食肉市場株式会社による、食肉市場開場40周年記念誌です。
☆『卸商組合25年史』 東京食肉市場卸商協同組合 [1992.6あとがき](T/0・640/3021)
東京食肉市場の仲卸業者の団体、東京食肉市場卸商協同組合の25年史です。
☆『市場神輿の由来』 江成浜次編 淀橋市場神輿奉賛会 1955(T/36・38/1)
昭和12年に開場した淀橋市場。市場神輿は昭和30年に新調され、数ある東京の神輿の中でも美しいとされています。どうして、どのように誕生したかについて書かれている本です。
☆『持ち歩ける大田区本』 枻出版社 2016.3(T/52・290/5030/2016)
太田区を楽しむためのガイド本です。大田市場の楽しみ方を特集しているページがあります。
☆『北千住・町屋・三ノ輪+南千住』 (散歩の達人handy 5)交通新聞社 2017.4(T/21・290/2016/2017)
町歩きのためのガイドブックです。足立市場について書かれているページがあります。
☆『「築地」と「いちば」 築地市場の物語』 森 清杜著 都政新報社 2008.9 (T/675.5/5052/2008)
江戸に魚河岸が誕生するまで、築地の土地の歴史や築地市場の開場と戦後の復興、そして豊洲新市場構想が出るまでを書いた資料です。
☆『あいうえ築地の河岸ことば』 福地 享子著 世界文化社 2017.3(T/33・814/5001/2017)
河岸には独特の商習慣やしきたり、人との交わりがあるといいます。本書では魚河岸や大根河岸(青果市場)の日常を「河岸ことば」というキーワードで切り取り紹介しています。
築地市場
☆『魚河岸怪物伝』 尾村 幸三郎著 かのう書房 1994.2(T/0・675/3010/ )
関東大震災、第二次世界大戦中、戦後を通して市場を隆盛に導いた男たち(怪物)の足跡をたどり、築地市場を襲った数々の事件と、それを乗り越えてきた歴史をまとめた本です。
☆『日本橋魚市場の歴史』 生田 與克著 学研教育出版 2010.2(T/33・675/5007/2010)
築地の仲卸を営む"築地三代目"の著者が、築地の仕事、働く人々の横顔、魚の流通や経済学、日本の魚と魚食文化を熱く語った一冊です。
☆『築地を考える人』 月刊ソトコト編集部編 木楽舎 2011.4(T/33・675/5010/2011)
副題「世界を動かす魚市場におくる52のメッセージ」。築地市場70余年の歴史を経て浮上した変革が必要という時期に、国内外の様々な立場の人々が対談や寄稿で築地について語っている本です。
☆『ザ・築地 魚食文化の大ピンチを救え!』 川本 大吾著 時事通信出版局 2010.3(T/33・675/5009/2010)
時事通信社の水産部で魚河岸記者として長く築地を見てきた著者が、近年の築地市場の変化、日本の魚食文化のゆがみについて書いた本です。
☆『聞き書き 築地で働く男たち』 小山田 和明著 平凡社 2010.2(T/33・675/5008/2010)
東京の台所、世界的にも有名な"築地"ですが、そこで働く人々の心意気や商いの習慣などはほとんど知られていません。戦後の激動期を知っている「築地の生き証人」たちに魚河岸の表裏を聞き書きし、まとめた本です。
☆『TSUKIJI WONDERLAND』 遠藤 尚太郎編 山と溪谷社 2017.7(T/33・675/5018/2017)
松竹製作・配給の映画「TSUKIJI WONDERLAND」の監督他が撮影した、築地の日常をとらえた写真集です。
☆『築地の記憶』 冨岡 一成文, さいとう さだちか写真 旬報社 2016.5(T/33・675/5015/2016)
4年に渡って河岸に通い、人と魚を撮り続けた写真家と、河岸に魅せられて15年働いた経験を持つライターが、築地で働く人々、そこに集まる人々を描いた本です。
☆『築地ごちそう案内 2016保存版』 (双葉社スーパームック)双葉社 2016.2(T/33・673/5052/2016)
築地の鮨、市場ごちそう案内、市場買い物案内、味の決め手ダシ選び、場外ごちそう案内、老舗の味探訪他を紹介しています。巻頭に築地市場魚がし横丁拡大図と場外市場マップがついています。
☆『築地デコトラ百景』 (芸文ムック)芸文社 2018.4(T/33・537/5001/2018)
築地には旬を積んだトラックが全国から集まってきます。河岸文化、輸送文化が交差する築地はデコトラの聖地だそう。デコトラに焦点を当てて築地を紹介したちょっと変わったムックです。
☆『築地魚河岸ひとの町』 本橋 成一著 朝日新聞出版 2016.10(T/33・675/5016/2016)
地球上のすべての海から魚が集まり、その魚を求めて多くの人が集まる築地。ここには東京の街ではいつの間にか目にすることが出来なくなった人々がいると本書写真家は言います。築地に集う人々の写真集です。
☆『築地市場 クロニクル完全版1603-2018』 福地 享子著 朝日新聞出版 2018.7(T/675.5/5070/2018)
日本橋魚河岸と築地市場の豊富な写真とともに、その歴史や今に続く伝統、習慣などを丁寧に描いた本です。
☆『ありがとよ築地』 芝山 孝著 廣済堂出版 2015.8(T/33・675/5014/2015)
老舗仲卸鮮魚店で40年働いてきた築地三代目の著者が、豊洲市場開場を前に、外からではわからない築地、もうすぐなくなってしまう築地の世界を書き残したいと執筆した本です。
☆『築地市場のセリ人が教える旬の野菜』 田村 善男著 叢文社 2017.1(626.0/5142/2017)
築地市場で31年間セリ人として働き、日本ソムリエ協会認定マイスター、日本の食文化を伝えていく会「食と農のかたりべ」1級他を持つ野菜のプロが、季節の旬野菜の選び方と食べ方を伝授しています。
☆『魚&築地市場ガイドブック』 (the SAKANA&TSUKIJI BOOK)野村 祐三著 実業之日本社 2018.6(664.6/5154/2018)
特別に美味しいと定評がある日本の魚。その理由は日本列島が海流に恵まれていること、そして水揚げ後のていねいな魚扱いや消費者に届くまでの鮮度保持の方法にあります。この資料ではおいしい日本の魚とおいしくしている人々の技を紹介しています。
豊洲市場
★東京都中央卸売市場サイト「豊洲市場について」 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/
豊洲市場の特徴、誠意状況、豊洲市場へのあゆみ、施設概要についての説明に飛べる他、豊洲市場関係パンフレット各種がダウンロードできるサイト、土壌汚染対策等に関する専門家会議、新市場、Q&A、移転に関する調査及び工事の実施状況などについて書かれたページに飛ぶことができます。
☆『築地移転の謎 なぜ汚染地なのか』 梓澤 和幸, 大城 聡, 水谷 和子編著 花伝社 2017.5(T/675.5/5077/2017)
第1章 百条委員会で何が明らかになったのか 第2章 石原慎太郎元都知事の責任を問う
第3章 なぜ住民訴訟をおこしたのか 第4章 豊洲新市場用地取得に関する公金返還訴訟を読み解く
☆『ルポどうなる?どうする?築地市場 みんなの市場をつくる』 永尾 俊彦著 岩波書店 2017.7(T/675.5/5078/2017)
第1章 臨海破綻のツケ回し 第2章 「無関心」という石原知事の重罪
第3章 盛土はなぜ消えたか 第4章 あきらめなかった人々
☆『「築地市場」これからの問題点』 小松 正之著 マガジンランド 2017.2(T/675.5/5073/2017)
第1章 築地に市場ができるまで 第2章 築地市場八二年の歴史と盛衰
第3章 築地から豊洲への長い道のり 第4章 情報化・IT化が進む海外市場流通と日本の後進性 第5章 "出荷の源"漁業と卸売市場の関係はどうあるべきか 第6章 さまよえる豊洲市場のゆくえ
☆『東京大改革小池百合子の戦い』 宝島社 2017.7(T/318.2/5415/2017)
第二章で築地移転問題について取り上げられています。
☆『東京都卸売市場整備基本方針(答申)』 東京都卸売市場審議会[著], 東京都中央卸売市場管理部市場政策課編 2011.6(T/675.5/5043/2011)
平成27年5月に小池百合子都知事より諮問した「生鮮食品等の円滑な流通を確保し、消費生活の安定に資するため必要な卸売市場整備の基本方針」について、審議した結果の答申をまとめています。
☆『築地市場の移転整備』 [東京都中央卸売市場管理部新市場建設課編] 東京都中央卸売市場 2009.6(T/675.5/5069/2009)
全8ページカラーで築地市場から豊洲市場への移転が必要なこと、今度どう豊洲市場の魅力を高めていくかなどをまとめた資料です。
☆『東京都卸売市場整備計画(第10次)』 東京都中央卸売市場管理部市場政策課 2017.3(T/675.5/5009/2016)
数年ごとにまとめられてきた東京都卸売市場計画の第10次、平成28年度を初年度とし、平成32年度を目標年度とする整備計画です。
☆『築地市場の移転整備疑問解消book』 [東京都中央卸売市場管理部新市場建設課編] 東京都中央卸売市場 2009.2(DT/675.5/5067/2009)
築地市場の施設が老朽化し手狭になったことで時代のニーズに合わせた施設改善が必要となり、豊洲市場への移転が必要だということを、図や表を用いて解説した資料です。
東京都の市場関連ホームページ
★東京都中央卸売市場 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/
トップページに「豊洲市場について」「市場のしくみ」「各市場の紹介」「市場見学」「専門小売店の魅力」「市場取引情報」へのリンクが貼られています。
★東京魚市場卸協同組合 http://www.touoroshi.or.jp/
トップページメニューから「総合概要」「店舗検索」「VR館内スポット案内」「VRリート案内」「撮影・取材申し込み」「リンク集」などのサイトに飛べるようになっています。
★築地場外市場 http://www.tsukiji.or.jp/
特定非営利活動法人 築地食のまちづくり協議会のホームページです。
「お店を探す」「歩く」「知る」「参加する」「業務筋情報」「お取り寄せ」といったリンクが設けられています。
★大田市場水産物部(おおたの魚) http://ota.fish/
トップページから「おおたの魚とは」「仲卸店舗を探す」「Q&A」「アクセス」といったページに飛ぶことができます。
★こんにちは!淀橋市場です 新宿淀橋市場 http://ichibanohi.tokyo/
新宿淀橋市場協会普及活性化委員会のホームページです。トップページに「淀橋市場のぼりの店」「旬!大集合‼イチバの日」「健康の源泉淀橋市場」「THE市場の仲間たち」「鮮度抜群!よどばし風かわら版」へのリンクが貼られています。
★千住の魚河岸 足立市場 http://adachi-shijyo.or.jp/adachi/1258.html
足立市場協会のホームページです。トップページから「市場紹介」「場内事業者一覧」「市場だより」「あだち市場の日」「市場の一日」「市場グルメ」「お客様の声」のページに飛ぶことができます。