第50弾「ビジネスに役立つ中国語年鑑」
2012年9月3日
日本と中国が1972年に国交正常化してから今年で40年を迎えました。中国は近年、社会や経済の変化が著しいうえ多様化が進んでいます。そんな中国でのビジネスに役立つ最新情報は年鑑で調査すると便利です。今回は都立中央図書館で所蔵している年鑑をご紹介します。
『中國經濟年鑑』2010 中国経済年鉴社
中国の経済や社会の発展状況を紹介する総合的経済年鑑です。各産業、業種の概況や省レベルの行政区別の発展状況が掲載されています。特に省別にGDP、就業人数、国民総収入、固定資産投資や産業、運輸など経済指標がまとまっており、年ごとの動向を把握するのに便利です。
『中国城市统计年鉴』2011 中国统计出版社
中国657都市の主要統計を掲載しています。収録分野は人口、土地資源、経済、財政、文化、医療・衛生、交通運輸、環境関連など。各省、各都市の現況を横並びに比較でき、『中國經濟年鑑』と合わせて使いたい年鑑です。
『中国轻工业年鉴』2010 中国轻工业年鉴社
中国における製紙、自転車、ミシン、時計から化粧品、ビール、乳製品、楽器、玩具、家電など50業界の動向を掲載、地方編として各省、都市、自治区等の軽工業の概況を収録しています。また各業界ごとに、有力企業のリストや消費者に信頼されているブランドの一覧など、日本の資料では入手しにくい情報も掲載されています。
『中国人物年鉴』2011 中国人物年鉴社
中国共産党および国家幹部、中央各部、各省市などの幹部や各界の著名人など、毎年およそ1000名余りを収録する年鑑です。各界ごとに項目立てされ、それぞれ優れた人物を評する言葉が添えられています。たとえば「音乐之星」「青年楷模」、「新聞尖兵」「艺苑英华」「体育健将」など。巻末には「贪官污吏」(賄賂をむさぼった腐敗官吏)の項もあります。