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第137回『読んでいない本について堂々と語る方法』

2023年11月17日

この挑戦的なタイトルの本の著者は、パリ第8大学の仏文学教授でもあるピエール・バイヤールです。古今東西の文学を引用して読書や教養、批評について分析し、論じています。
本書は単に本を読まなくていいと主張しているわけではありません。ある本について語る時には、その内容以上に、その分野において重要とされている本全体や本同士の関係性を把握し、さらには読み手の中にある〈内なる書物〉に耳を傾けることが重要だと主張しているのです。本同士の関係性を重視する姿勢は、司書の仕事にも通じます。
読書とは何か、読書の先に何があるのかについて、考える助けになる一冊です。

『読んでいない本について堂々と語る方法』表紙画像

『読んでいない本について堂々と語る方法』ピエール・バイヤール著 大浦康介訳 筑摩書房 2008.11
(都立中央図書館請求記号:019.0/5073/2008)

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