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『坂道でたどる東京の今とむかし』の巻

令和8年11月5日公開

このページでは、都政や東京のトピックをとりあげ、都立図書館の資料およびインターネット情報をご紹介します。(☆印は都立中央図書館所蔵の資料、★印はインターネット情報です。)

今回のトピック:「坂道」

坂道には土地の歴史や人々の暮らしの記憶が刻まれています。ガイドブックや写真集等、さまざまな図書館資料を通して坂道をたどり、東京の今とむかしをご紹介します。

東京の坂道さんぽ

東京には、さまざまな魅力をもつ坂道があります。まずは坂道のガイドブックを片手に、東京のまちを歩いてみませんか。

☆『お江戸・東京 坂タモリ 港区編』 タモリ /写真・著, 山野 勝 /監修 ART NEXT 2022.10(T/290.9/6390/1 7115987792)
☆『お江戸・東京 坂タモリ 新宿・渋谷・目黒区編』 タモリ/写真・著, 山野 勝/監修 ART NEXT 2026.4(T/290.9/6390/2 7120345389)

 タモリが名坂を、自ら撮影した写真とともに案内します。古地図と現代の地図を見比べながら坂の歴史をたどるほか、坂にまつわる小噺や散歩コースも紹介。日本坂道学会会長・山野勝との対談も収録されています。「港区編」と「新宿・渋谷・目黒区編」があります。

☆『タモリのTOKYO坂道美学入門』新訂版 タモリ/文・写真 講談社 2011.10(T/290.9/5158/2011  5021269928)

 タモリが考える「よい坂」は、勾配が急で、江戸の風情があり、名前にいわれがある坂。そんな坂を、自ら撮影した写真とともに紹介します。坂そのものを「鑑賞する」楽しさを教えてくれる一冊です。

☆『坂の町・江戸東京を歩く』(PHP新書 480) 大石 学/著  PHP研究所 2007.9(T/290.9/5287/2007 5014116820)

 坂に刻まれたさまざまな歴史をたどります。史料を丹念に読み解きながら実際に坂を歩くことで、江戸・東京の知られざる一面を紹介する歴史ガイドです。

☆『TOKYO坂道散歩なび 選りすぐり18コース』(KAWADE夢文庫 K1077) 坂の街研究会/編  河出書房新社 2017.10(ST/290.9/5981/2017 7109779426)

 坂を起点に東京の街を歩く、18の散歩コースを紹介します。神楽坂、赤坂、湯島など、個性豊かな坂が集まる地域を巡りながら、いつもとは少し違った視点で東京の街を楽しめる一冊です。

江戸からつながる坂道

現代の東京には、江戸時代からその名や面影を残す坂道が数多くあります。江戸切絵図と現在の地図を見比べながら、江戸から今へとつながる坂道の歴史をたどります。

☆『古地図で歩く江戸と東京の坂 江戸切絵図と対照現在マップ付き!!』 山野 勝/著  日本文芸社 2012.9(T/290.9/5661/2012 7101057362)

 江戸切絵図と現在の地図を対照し、江戸時代から現代に至るまでの経緯・歴史をたどります。坂や周辺の街がどのように移り変わってきたのかを知ることができます。

☆『江戸東京の坂道 凸凹から読み解く都市の成り立ち』 岡本 哲志/著  学芸出版社 2025.8(T/290.0/5135/2025 7119498204)

 山手線内側に位置する7つの台地を舞台に、江戸から東京へと続く都市の成り立ちを、坂道と土地利用の関係から読み解きます。

☆『江戸の坂東京の坂』(ちくま学芸文庫 ヨ11-1) 横関 英一/著  筑摩書房 2010.11(ST/290.9/5603/2010 7100228204)

 坂名の由来や所在地、坂にまつわる歴史を丹念に調べた、東京の坂研究の一冊です。『江戸の坂 東京の坂』と『続 江戸の坂 東京の坂』を収録しています。

☆『江戸・東京坂道ものがたり』(学びやぶっく 40) 酒井 茂之/著  明治書院 2010.8(T/290.9/5507/2010 5018848900)

 江戸・東京の坂名の由来や、そこに伝わる歴史・物語を紹介します。由来別の坂名索引も収録しています。

☆『江戸東京坂道事典』 石川 悌二/著  新人物往来社 1998.2(T/0・200/3364/ 1128268122)

 東京都区内に残る502の坂を取り上げ、その所在地や名称の由来、歴史などを詳しく解説した事典です。夏目漱石や森鷗外の作品に登場する坂、歴史的事件にまつわる坂、ユニークな名前を持つ坂など、多彩な視点から東京の坂を調べることができます。

まちに刻まれた坂道

東京のそれぞれのまちには、地域の歴史や特色を映す坂道があります。地域ごとに作られた資料や、一つの坂を掘り下げた資料から、その土地ならではの坂の魅力を紹介します。

☆『オール港区坂かるた』 [あざ六プラス/編]  あざ六プラス [2016](ST/35・290/5046/1 7110103141)(絵札)
☆『オール港区坂かるた』 [あざ六プラス/編]  あざ六プラス [2016](ST/35・290/5046/2 7110103150)(読札)

 港区にある坂を題材にした「坂かるた」です。坂の名前や由来、その土地にまつわる歴史を、かるたを通して楽しく知ることができます。

☆『ぶんきょうの坂道』改訂第12刷 戸畑忠政/編著  文京ふるさと歴史館 2020.3(T/32・290/5025/2020 7112993464)

 文京区の坂道を地域ごとに取り上げ、坂名の由来や歴史などを紹介します。坂道を手がかりに地域の成り立ちや歴史を知ることのできる資料です。

☆『乃木坂 歴史と謎をめぐる旅』 藤城 かおる/著  えにし書房 2019.9(T/35・210/5055/2019 7114659563)

 乃木坂46の「聖地巡礼」をきっかけに始まった探索から、乃木坂とその周辺の歴史を掘り下げた一冊です。坂名の由来など、坂の歴史を資料調査と現地調査、地図や写真を通してたどります。

☆『千代田の坂と橋 江戸・東京の地形』 千代田区立日比谷図書文化館文化財事務室/編  千代田区教育委員会 2015.1(T/34・290/5052/2015 7105407290)

 千代田区に残る坂と橋を手がかりに、江戸・東京の地形と街の歴史をたどる資料です。千代田区内の坂の分布図や、各坂の写真も掲載されています。

写真と図鑑で見る坂道

写真集や図鑑には、坂道のさまざまな表情が収められています。勾配や曲がり方、風景などを見比べながら、お気に入りの坂を探してみませんか。

☆『東京坂道100景』 皆川 智彦/著  小学館 2026.8(T/748.0/5358/2026 7120637964)

 坂道写真家・皆川智彦による、東京の坂の写真集です。炭団坂、幽霊坂、三宅坂など、東京の坂道が見せる多彩な表情を、写真で味わうことのできる一冊です。

☆『凹凸を楽しむ東京坂道図鑑』 松本 泰生/著  洋泉社 2017.7(T/290.9/5964/2017 7109135803)

 東京23区にある142の坂を、写真やイラスト、地形の凹凸がわかる地図とともに紹介します。坂名の由来だけではなく、長さや傾斜、見どころなどのデータも掲載されています。

☆『坂道をゆく』 小林 昭彦/著  金融財政事情研究会 2020.12(T/290.9/6161/2020 7113717484)

 東京を中心に各地の坂道を、カラー写真や図版、地図とともに紹介します。坂の風景を楽しみながら、その土地の歴史にも触れることのできる一冊です。

★「坂図鑑」(港区ホームページ)

 港区内の坂を写真付きで紹介しています。小学生向けのページです。

東京の坂と文学

東京の坂道は、数々の文学作品に描かれてきました。作品に登場する坂や文豪ゆかりの坂をたどりながら、坂道と文学のつながりをひも解きます。

☆『東京の「坂」と文学 文士が描いた「坂」探訪』 原 征男/著, 瀧山 幸伸/編著  彩流社 2014.3(T/910.2/5150/2014 7103721429)

 文士たちが作品に描いた代表的な坂を取り上げ、文学と地誌の両面からその背景を読み解きます。作品の世界と実在する東京の街を「坂」で結ぶ文学散歩の一冊です。巻末には「東京23区の坂リスト」もあります。

☆『もう一度、一緒にあの坂を』 永岡 義久/原作, 渡邉 正孝/編  幻冬舎メディアコンサルティング 2017.9(T/910.2/5162/2017 7109420950)

 永井荷風と麻布の坂、島崎藤村と飯倉の坂など、東京の坂を手がかりに文豪たちの足跡を訪ねます。「坂」を基軸に作家の暮らしや作品の背景をたどり、その心象に迫る文学探訪記です。

★「文学作品に登場する坂を見に行こう。」(文京区観光協会)

 樋口一葉、森鷗外、夏目漱石などの文学作品に登場する文京区の坂を写真とともに紹介しているページです。

ミニ展示のお知らせ/お問合せ先

今回ご紹介した所蔵資料については、都立中央図書館1Fの都市・東京情報コーナーでミニ展示を行います。
(展示期間:2026年11月6日(金)〜2027年2月3日(水))

さらに詳しい情報をお求めの場合には、ご来館いただくか、電話(03-3442-8451)、Eメールレファレンス、文書でお問い合わせください。

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